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2016年9月23日 レストラン・スタッフ募集中!

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武相荘レストランで、厨房スタッフを募集中です。
興味をお持ちの方は、ご一報ください。TEL. 042-708-8633(月曜定休/祝祭日は営業)

【ご参考情報】

全国から選りすぐりの、肉、魚、野菜等食材を取り扱います。
武相荘に生える山菜や木の実の、採れたてが使えることも大きな特色です。
白洲次郎・白洲正子のお洒落を取り入れた空間、
骨董を含む様々な食器には、一見の価値があると思います。

シェフと一緒に働いてみたいという方、
レストランの新たな力になってくれる方、一度ぜひご連絡ください!
(経験者求む・男女問わず)

2016年9月6日 第3回「武相荘 お能への誘いの会」レポート 成田達志氏・友枝雄人氏・青柳恵介氏

能面の無い能
お能といえば、仮面劇のイメージがありますが、今回テーマとなった「安宅(あたか)」は、面を着けずに演じられる曲です。面を付けないことを直面(ひためん)言います。

能曲「安宅」、主役は武蔵坊弁慶。
鎌倉幕府開幕の後、源頼朝は弟、義経の追討令を出します。都落ちした源義経の主従一行12名は一路、奥州平泉を目指しています。いま山伏の姿に扮して逃れる一行に差し迫る難関は、近頃まさに頼朝の命で築かれた「安宅の関」。関には悪名轟く富樫何某という関守がおり、昨日も3人の山伏を斬ったといいます。——ここから物語が始まります。

安宅のように、生きた人間を主役にし、時間の流れに沿って演じられる曲は「現在能」と呼ばれ、世阿弥が完成させた「夢幻能」(第1回の「松風」第2回「忠度」)と対比されます。ナビゲーターの青柳さん曰く「ある人によると、安宅は、能のギリギリ。能のなかでは最も芝居に近い。」そんな風にも言われる曲だそうです。

1.勉強会(2016年7月1日開催)

後日開催の「安宅」の出演者から、シテ方の友枝雄人さんと小鼓方の成田達志さん。ナビゲーターとして青柳恵介さんをお迎えしての開催です。

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まず本会へは初登場、小鼓方幸流 成田達志さん。
「普段は関西におりまして、よくしゃべるんですが、舞台の上では『ホゥ』と『ヨーォ』と『イヤァッ』しか言いません。」——そんな自己紹介で笑いをとりつつ、能における囃子(はやし)について、楽しくわかりやすくお話してくださいました。
「能は語りによって成り立つ演劇です。謡がその語りをするわけですが、実は笛の演奏や小鼓の演奏もそれぞれの語りをしていて、その語りが重層的に重なりあって、より深い、能楽の語りとなるのです。」
道具の面では、鼓は非常にデリケートなところもあり、気候や曲によって使い分けられているというお話もありました。

青柳恵介さん。毎回、紙芝居のように楽しく、能曲のストーリーと、歴史を紐解いてくださいます。
「源平の合戦で活躍した源義経については平家物語に詳しいんですが、実は、弁慶っていうのは、あまり出てきません。弁慶が活躍するのは義経記という物語の中、室町時代以降に注目されるようになったのです。」
また能楽師のお二人へは、鋭い質問で、テーマを深く掘り下げてくださいました。

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喜多流シテ方 友枝雄人さん。
弁慶を演じられるのは今回が初めてという雄人さん。青柳さんからの問い「安宅には、人によって解釈が分かれる部分(関守の冨樫は、最後には義経一行を通してしまうが)富樫はどうして、どう思って一行を通したんでしょう」に対し、
「それはどのように思っていただいても良いと思います、義経・弁慶の一行を、なぜ通したか?その冨樫の気持ちは、役者同士でも話し合うということは無いです。
そういうのは決めてしまうと不粋、というか。」
富樫は弁慶一行の迫力に気圧されたのか、
弁慶の心意気に同じ男として同調したのか、
それとも・・・
これは本番の見どころになりました。

謡の実演
今回は豪華! 友枝雄人さんの謡いに、成田達志さんの小鼓。
関所を強行突破しようとする家来たちを弁慶が抑えるシーンからの一調を聞かせてくださいました。美しい響き、迫力です。

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質問コーナーでは、お能の発声方法に関する質問があり、雄人さんから「話声とはまったく違う、音の出し方」という印象深いお答えがありました。
その後、ディナー懇親会へ続きまして、お三方を交えてとても楽しい時間を過ごしました。

2.観劇(五蘊会二十周年記念公演「安宅」- 2016年8月27日開催)

まず冒頭、ワキである富樫(安宅の関守)が登場します。
着物がヒョウ柄のような崩れた菱模様?で、烏帽子さえ妙にかたむいています。これは厄介な奴が出てきたなと、非常にものものしい不穏な雰囲気を感じさせます。

一方12人の弁慶一行は、薄い紺地の衣装と、浅葱の衣装で次々登場、山伏といえどもお能らしい清潔感があり、先ほどの富樫とのコントラストが美しかったです。

山伏姿の一行が、舞台に姿をあらわすと、能舞台はぎゅうぎゅうです。
能の舞台表現は、空間を間(ま)として広く取り生かすイメージがありましたが、
安宅では、役者の体が舞台装置のようになり、非常にダイナミックな動きで見せます。

特に、クライマックスの、一斉に動く家来と、それを弁慶が1人で抑えるシーン(武相荘でも謡いと囃子を実演)の躍動感は、見ものです。

緊張の関所を通過すると、うってかわって静かな場面へ。
休んでいる一行の前で、弁慶がこれまでの道行き、苦労を謡い上げます。
弁慶以外は、座っている家来達がいるだけの場面なのですが、不思議と皆の気持ちが伝わってくるような気がしました。

誰もが頭の片方では前途多難であることを分かりながらも、主君を信じて進んで行くことを心に決めていることがわかります。じんわりと感動的でした。

その後、またもや富樫が現れます。
「先ほどはすまなかった、国のうまい酒を持って来たから飲んでくれ」と、追いかけて来たのです。——好意からなのか罠なのか、弁慶は返礼をし、そして最後は富樫を含む全員の前で、男舞いを披露します。

いわゆるステレオタイプの弁慶のイメージ、男臭いイメージからすると、とても雅で美しい舞だと思いました。舞をたしなみとした昔の方々にとっては、リアルなことなのかなと、思いを馳せました。

直面で演じられる、雄人さんを初めとする役者さんの視線は、
舞台/客席のどこにも無い場所 ——始終、物語の中を見つめており、
観客の自分たちは存在を消されてしまうような、妙な気持ちになりました。

今回も、武相荘での会を通して、より楽しい観劇になったと思います。
「能のギリギリにある」という安宅を見ると、逆にお能という芸能の輪郭をつかみやすくなり、楽しみ方が深まるのではないかと、そんなことを思いました。

「お能への誘いの会」またの開催に、ぜひぜひご期待ください。

2016年12月1日 『武相荘の冬』展〈開催終了いたしました〉

洋装・冬のものを中心に

会期:2016年11月29日(火) 〜 12月25日(日)
冬季休館を挟んで、2016年1月7日(土) 〜 2月26日(日)
ミュージアム開館時間:10時~17時 (入館は16時半までとなります)

企画展2016-2017「武相荘の冬」

家に居るよりも、それぞれ別々に外を駆け巡ることのほうが多かった父・次郎と母・正子ですが、晩年はこの「武相荘」で二人は静かに暮らしておりました。 父はガレージで大工仕事に励み、母は書斎で読書をする。ごく親しい人とだけ付き合い、静かで平和な暮らしを楽しんでおりました。

二人の趣味(hobby)は異なっているように見えますが、趣味(taste)は多分に共通していたと思います。二人のhobbyとtasteとを遺愛の品々から、見て取って頂ければ幸いです。

牧山桂子

「武相荘の冬」展 2016-2017

2016年8月30日 着物とお茶を“気軽に”楽しむ会

このイベントは終了いたしました。ご来場の皆様まことに有難うございました。

秋の気配ただよう武相荘に着物で出かけて、お茶を楽しみませんか?
気軽なお茶会と、プロカメラマンによる写真撮影を企画しました。

お茶会は、田中宗莞先生によるお茶のお話と、お抹茶と季節のお菓子を楽しんでいただきます。
難しい作法は不要ですから、ぜひ初めてのかたに楽しんでいただきたい。お茶会デビューをしませんか?

お菓子は武相荘レストランのシェフが季節のものをご用意します。
その後、武相荘のお庭で、プロカメラマンがご希望の2カットを撮影します。
お茶と写真撮影を楽しんだ後は、武相荘ミュージアムで、正子の着物などをご覧ください。

開催日時

2016年10月2日(日)10時30分~
各回30分のお茶会をお楽しみいただき、その後、武相荘の景観をバックに写真撮影となります。

  • 1回目:10時30分~11時(定員18名)
  • 2回目:11時10分~11時40分(定員18名)
  • 3回目:11時50分~12時20分(定員18名)
  • 4回目:12時30分~13時(定員18名)

※参加の回は、お申し込み順になります。申し込み後に、何回目の参加になるかメールでご連絡します。
※雨天決行です。雨の場合は、写真撮影は室内または屋根のある場所となります。
※女性はもちろん、男性の参加大歓迎。(中学生以上から承ります。)
※着物での参加をお願いします。

開催場所

  1. お茶会:能ヶ谷ラウンジ
    田中宗莞先生のお話と、
    カジュアルなお茶会を予定しています。
  2. 写真撮影:武相荘のお庭
    お茶会のあと、武相荘のお庭で順番にプロカメラマンによる写真撮影をおこないます。
    写真撮影が不要な場合も、料金は同じですので、ご了承ください。
    写真は、ご希望の2カット、追ってメールアドレスにお送りさせていただきます。

    ※写真はメールでデータで送信いたします。プリントした形ではありませんので、ご了承ください。

料金・お申込み

下記のリンク先のフォームよりお申し込みください。

  • おひとり 5,400円(税込)
    武相荘ミュージアム入館券1枚付き
    〜正子の愛した着物・骨董の器なども多数展示中〜
  • 〈募集は終了いたしました〉

    お申込み後、万が一キャンセルされる場合には、開催1週間前までに必ずご連絡お願いいたします。

武相荘で、着物とお茶を“気軽に”楽しむ会

田中宗莞 先生 プロフィール
裏千家茶道教室 和ノ実会
都内で茶道教室を開き、お稽古を通して季節の移り変わりや相手を思いやる心、無駄のない所作、などを伝えていらっしゃいます。

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2016年8月18日 残暑お見舞い申し上げます。

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モミジアオイ

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蓮は沢山咲きました。最後の一輪です。

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ルドベキア・タカオ。

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石仏近くで咲いていました、イナカギクのようです。

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〈お知らせ〉
武相荘は、8月22日〜29日が夏季休館となります。
夏展は21日で終了、休み明け30日からは秋展が始まります。どうぞお楽しみに。

2016年8月2日 しばし水の音に癒されます。

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入り口から竹林を抜けていくと水の流れる音が聞こえます。
下の方では、このきれいな井戸水で、クレソンを育てています。

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古い蛇口です。武相荘にいらしたら見つけてみてください。

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山法師の実、赤く熟してきたら、食べられるそうです。

2016年8月2日 武相荘の陶芸教室〈第3教室/全3回〉

第3教室は定員に達したため募集締切です、ありがとうございます。

白洲次郎・正子の娘婿の牧山圭男による陶芸教室、第3教室の参加者募集です。初心者から楽しめる陶芸教室。全3回で、おひとりずつ小皿2枚と陶印を作ります。すでに第1・第2教室に参加した方は他のお好きな作品にもチャレンジください。

圭男は、正子の影響もあり1970年代後半に独学で陶芸をはじめ、銀座で作陶展を開くまでに。武相荘のショップでは作品も販売しています。
陶芸教室は今回がはじめての開催となります。参加者の方には、おひとりずつ小皿などを作っていただきます。次郎や正子との「焼きもの」に関するエピソードなども披露しながら、少人数でわかりやすく楽しい会にできればと考えております。

牧山圭男
牧山圭男

今度は他のものを作りたい、という方もご参加ください。
第1・第2教室に参加した方は2,000円引きで参加できます。

武相荘 牧山圭男 第1回陶芸教室の様子
写真は、第1教室の1回目の様子。基本の土コネから始まり、小皿や箸置きを成型しているところです。これを素焼きして、2回目に絵付けと釉薬をかけて、本焼きとなります。

ショップで販売中の圭男作品
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開催概要〈陶芸教室 第3教室 全3回〉

  • 1回目:9月17日(土)14時~16時頃
    土をこねて成型する(ロクロではなく、手びねり板作り)+陶芸のイロハの話
  • 2回目:10月1日(土)14時~16時頃
    素焼きしたものに絵付け・釉薬掛けをする+正子と陶芸の話
  • 3回目:10月9日(日)14時~15時頃
    完成した焼きもののお渡しと茶話会

※全3回で、おひとりずつ小皿2枚と陶印を作ります。
※1回目と2回目の参加は必須とさせていただきます。3回目は、欠席の場合、宅配便(着払い)で完成した焼きものをお送りします。

持ち物・準備

  • 当日は汚れてもよい靴や服でご参加ください。
    エプロン、タオル、筆記用具などもお持ちください。

募集人数

  • 10名~15名

    先着順で人数になり次第、締め切らせていただきます。

    ※お子様だけの参加はできません。大人のかたとの参加をお願いします。

料金・お申込み

下記のリンク先のフォームよりお申し込みください。

  • 税込¥10,000(全3回分)
    武相荘ミュージアム入館券1枚付き
    〜正子の愛した骨董の器なども多数展示中〜
    ※第1・第2教室に参加した方は2,000円引きで参加できます。
    ※武相荘の倶楽部メンバーは別途1,000円引きとなります。

    ※焼きものをつくるための材料や道具などはすべて含まれます。
    ※3回目の茶話会(お茶とお菓子)の代金も含まれます。
    ※3回目不参加の場合も料金は変わりません。

  • 第3教室は定員に達したため、応募は締切りとなりました。ありがとうございました。
    お申込み後、万が一キャンセルされる場合には、開催1週間前までに必ずご連絡お願いいたします。

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