2019年の記事一覧

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2019年12月19日更新冬の庭と椿

冬の到来を告げるように椿が咲き始めました。

今年最初の一輪が咲いたのは大唐子
瓦門をくぐって左手のところに咲いています。
一輪ずつ一輪ずつゆっくり咲いています。

大木の白侘助は、一斉に花開いています。
茅葺きのミュージアムの前

武相荘の邸内には正子が植えたものをはじめ10種類を超える椿があり、
桜の季節になる頃まで、順番に花を咲かせてみせてくれます。

今年は柿がダメでしたが、椿はいいように思います。

常緑と紅葉に光が差して綺麗でした。

年の瀬の忙しい時期をお迎えと思いますが、
紅葉と椿の開花が楽しめる時、ぜひ皆さんに味わっていただけたらと思います。

武相荘年内の開館日は12月25日(水) までとなります。
令和二年となる年明けは1月7日(火)より開館いたします。

2019年11月21日更新深まる秋から冬へ

12/7撮影)急な寒さですが、紅葉が見事に染まりました。

12/3撮影)紅葉が色づき始めました。例年は12月初旬が見ごろです。

いろづく紅葉

夏は緑に埋もれていた武相荘、下草はきれいに整理されて
小さな菊のような花や、少し残された秋草が美しく見えます。

風が枝葉を撫でる音や、鳥の飛び立つ音が、かえって静かさを深めるようです。

周囲の下草が綺麗に刈られて、石仏も喜ばしく見えます。

遊歩道沿いの畑もすっきりしています。

小動物もあちこちに。トンボはアキアカネでしょうか。

フキの葉がきれいに露ぶいていました。

いつも武相荘に行き交う人を見守っている PAIGE

今年はホトトギスが元気に咲いています。

高木の山茶花は今が見ごろです。

早咲きの椿

山道の登り口に良い枝ぶりの紅葉があります。

コウヤボウキ、沢山咲きましたが今年は最後です

散策におすすめの季節です。どうぞごゆっくりお過ごし下さい。

2019年11月19日更新1月18日(土)開催 〈第9回〉お能への誘いの会「実盛」

舞台本番の開催延期につきまして
新型コロナウイルス感染拡大への諸般の状況を鑑みて、舞台本番の日程が延期となっております。チケット代金返金等を含む対応につきましては下記リンク先より、友枝雄人さんの公式HPをご確認お願いいたします。

4/25觀ノ会・6/20五蘊会 公演延期につきまして

このイベントは終了いたしました。ご来場の皆様まことに有難うございました。

お能を知りたい、体験したい、という方に絶対おすすめの武相荘の能楽講座。
第9回のテーマは「実盛」です。

武相荘お能への誘いの会「実盛」講師 友枝雄人 青柳恵介
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源平の時代、「篠原の戦い」に圧勝した木曾義仲の軍勢にあって、配下の手塚太郎光盛は、死闘の末に討ち取った不思議な武将について、大将の義仲に次のように知らせたといいます。

「光盛こそ奇異の曲者組んで討つて候へ。侍かと見候へば、錦の直垂を着て候ふ。大将軍かと見候へば、続く勢も候はず。名乗れ、名乗れと責め候ひつれども、ついに名乗り候はず。声は坂東声で候ひつる。」

——平家物語

総崩れとなった平氏のなかでたった一騎退くことなく、その実、七十歳を超えた身でありながら後世に伝えられる見事な戦いぶりを見せ、ついに最後を遂げたこの武将こそ能「実盛」の主人公である齊藤別当実盛(さいとうべっとうさねもり)です。

武相荘お能への誘いの会〈第9回〉

今回の講師は、4月25日に「実盛」の舞台本番を控える能楽師シテ方喜多流の友枝雄人さんと、古美術評論家・国文学者の青柳恵介さんのお二人です。

今まさに「実盛」に取り組んでおられる友枝雄人さん、今回の講座では古来の日本人の優れた死生観について触れてみたいとメッセージくださいました。

 能で老武者を主人公とした曲は、他に頼政がありますが、特に本曲は歳を重ね老いることと、その中での武士の達する境地について深く触れています。老いる事とは?時代を経ても、人間誰しもがぶつかる壁です。人生百年と言われ始めた現代、医学や科学が進んでいる傍ら、生き様については、むしろ後退しているかもしれないと感じさせる演目です。
 舞台本番の觀ノ会では、いろいろな角度から本曲に迫る「觀ノ座」を予定ししておりますが、武相荘ではそれとは別にこの曲を通じて、能楽の根本にある日本人の優れた死生観について触れてみたいと思います。

友枝雄人

ものがたりの解説と司会進行は青柳恵介さん、古の世界へのナビゲーターです。今回は実盛が生きた源平の時代と、そこから230年を過ぎた室町時代に世阿弥が謡曲「実盛」を描いた背景について、立体的に紐解いてくださいます。

一期一会の芸術である能の楽しみ、ぐっと深める勉強会です。初めての方もぜひ奮ってご参加ください。

勉強会終了後には、講師を囲んでのディナー懇親会も開催します(希望者)。
お酒が入ってリラックスした講師陣とのお話しも楽しみです。
席に限りがございますので、ご興味がおありの方はどうぞお早めにお申し込みください。

以前開催のレポートもご参照ください。「山姥」の回「井筒」の回「野宮」の回

〈開催日時・会場〉

  • 2020年1月18日(土) 16:00-17:30開催 武相荘 能ヶ谷ラウンジ

    ※15分前までにショップ窓口にて受付をお済ませください

〈参加費〉

  • 勉強会のみ —— 3,300円(税込)
  • 勉強会 + ディナー懇親会 —— 8,800円(税込)
    ※懇親会は武相荘レストランにて開催(お食事代・ドリンク代込)
    勉強会終了後18時〜20時ごろまでを予定

〈特典〉

  • 観劇チケット購入優待

    ※勉強会にご参加の方は4月25日(土)開催、觀ノ会第三回公演「実盛~さぶらふ さだめ~」の観劇チケットを1割引にてご購入いただけます。購入をご希望の方は、本会のお申込み時に席の種類と枚数をご指定ください。当イベント受付時のお引き渡しとなります。

  • 武相荘ミュージアム観覧チケット2割引

    ※当イベントご参加の方/当日に限り有効/ご希望の方はショップ窓口にてお申し付けください。尚、ミュージアムは17時閉館となります為、ご観覧はイベント開催前のお時間をご予定ください。

〈お申し込み〉

  • 定員に達したため、お申し込みは締め切りとなりました(1月7日)。ご参加の皆さまどうぞお楽しみに。

2019年9月26日更新岡島直樹さんワイン講座 + 武相荘ディナーの会 「ボージョレー・ヌーボーと南仏ワイン」

このイベントは終了いたしました。ご来場の皆様まことに有難うございました。

ソムリエ岡島直樹さんワイン講座 武相荘

第8回となるソムリエ岡島直樹さんワイン講座 + 武相荘のディナーの会。
今回は解禁日も近いボージョレー・ヌーボーと南仏ワインの飲み比べです。

講師の岡島さんからは「ボージョレー・ヌーボーで今年のヴィンテージを占う」という副題を頂いております。日本人には親しみ深いボージョレー・ヌーボー、醸造家やソムリエは別の角度から見ているようです。本来の味わい方とはいかに? 専門家の見方を獲得してワインの楽しみを広げてください。

当会はワイン講座とディナータイムの2部構成となっております。
前半90分がテイスティングしながらの勉強会、その後夜8時までディナーとなります。テーマに沿った特別メニューに武相荘レストランのシェフが腕を振るいます。

武相荘で過ごす秋の夜長、
ワイン好きが集まる楽しい会です。初めての方もぜひお気軽にご参加ください。

ご参考*ワイン講座の以前開催のレポート

岡島直樹 氏 プロフィール

1956年9月18日生まれ
高校入学する春休みにアルバイトとして飲食業に従事し、いつの間にか本業となる。フランス パリ、リヨンにてコックとして修行、イタリア プーリアでイタリア料理を修行も、コックとしての才能に見切りを付け、酒好きも手伝っていつしかソムリエの道へ。
日経レストラン第一回メニューグランプリ入賞1999年首都圏最優秀ソムリエ受賞。サントリーワインスクール、赤土ワインスクール、鶴見大学オープンカレッジ等で講師を務める。際コーポレーション統括ソムリエを経て現在、ワイン食堂 Cantinetto Giglio(世田谷区奥沢)オーナーシェフ

ソムリエ 岡島直樹 氏

〈開催概要〉

  • 開催日時:2019年11月30日(土)17:00より
     ※開始15分前までに受付をお済ませください。
  • 会場:武相荘レストラン
  • 開催内容
    • 第1部: ワイン講座 17:00~18:30
      ボージョレー・ヌーボーと南仏ワインの勉強会
      テイスティング(ワイン数種+おつまみ付)
    • 第2部: ディナー 18:30~20:00頃
      今回のテーマにあわせた特別メニュー
      (各テーブルシェアスタイル、ワインとともに)
  • 料金
    • お一人様 14,300円(税込)
      ※武相荘の倶楽部メンバー 13,200円(税込)
  • その他特典 武相荘ミュージアム観覧チケット2割引き

    ※当イベントご参加の方/当日に限り有効/チケット売場にて受付の際お申し出ください。尚、ミュージアムは17時閉館となります為、ご観覧はイベント開催前のお時間をご予定ください。

〈お申し込み〉

  • お申し込みはこちらから/PassMarket
  • お申し込み締め切りは11月23日です。
  • お申し込み後のキャンセルは必ず開催1週間前までにご連絡お願いいたします。
  • 購入にはクレジットカード決済/コンビニ決済がご利用いただけます。銀行振込がよろしい方は武相荘 (info@buaiso.com) までお問い合わせください。
手摘みで収穫されるボージョレーの葡萄
ボージョレーのぶどう収穫

2019年10月18日更新白洲正子のライフスタイル—暮らしの遊(すさ)び展

会場:町田市民文学館ことばらんど
会期:2019年10月19日(土)—12月22日(日)

正子の著書や、本人をよく知る関係者の言葉をたよりに、
正子の暮らしとともにあった品々を見つめ直し、
そのライフスタイルを読み解いていくという、意欲的な展示。
町田市民文学館ことばらんどで開催中です。

「骨董」「匠の品」などグループ化された展示で、正子好みを読み解く。
きものは、和服、洋装、能装束など幅広く展示
生家である樺山家伝来の品々は、本邦初公開
夫である白洲次郎については、正子の視点を中心にすえた新鮮な展示
手先が器用だった次郎お手製のサーバー、スプーンなど

会期中には対談や講演会など必見イベントも盛りだくさんです。
詳細とお申し込み方法はことばらんどのウェブサイトでご確認ください。

ことばらんどの展示を見たらぜひ武相荘へも。正子の住まいのしつらえも、ぜひ御覧にいらしてください。(町田は武相荘のある鶴川駅から2駅です)

2019年10月16日更新ホトトギス

10月半ばの大きな台風を境に、いっぺんに秋の気温になりました。
武相荘の緑も少しづつ色替えを始めています。

レストランのテラス前に姿を見せたのは、ホトトギスの花。
なんとも言えない趣があります。

茅葺きのミュージアム。屋根に苔が広がって来ました。
綺麗な景色を作っていますが苔は屋根の傷みを早くするので
本来は削り取る必要があります。

茅葺きのミュージアム奥、鈴鹿峠と名付けられた遊歩道

黒と白が隣り合わせの面白い景色を見つけました。
白山吹の(黒い)実と白式部です。

ミュージアムと別棟にある Bar PlayFast
白洲次郎の愛用品の展示をお楽しみいただけます。

さて、現在武相荘ミュージアムでは「武相荘——秋」展を開催中です。
また11月は、骨董市、茅葺き職人のお話会、ワイン講座など
イベントも盛り沢山です。(くわしくはイベントページをご確認ください)

平日にゆっくりと、休日のイベントにあわせて、是非ご来館くださいませ。

2019年10月9日更新武相荘の骨董市(第12回)

このイベントは終了いたしました。ご来場の皆様まことに有難うございました。
次回以降の開催はイベント情報武相荘Facebookにてお知らせいたします。

2019年11月10日(日) 朝10時開場・入場無料

武相荘の門前に骨董屋さんが立ち並ぶ恒例の骨董市、この秋2回目開催のお知らせです。

和骨董、西洋骨董から、仏教美術までさまざなジャンルの骨董屋さんが武相荘に集います。現代では作ることの出来なくなってしまった品々との時代を超えた出会いをお楽しみください。

武相荘の骨董市 2019年11月10日(日)
画像クリックで印刷用PDFを表示

11月、本格的な紅葉はまだですが、冷たさの感じられる空気に、木漏れ日がゆれ、昔ながらの里山の雰囲気が感じられる季節です。買い物の後はほっと一息、邸内をごゆっくり散策ください。

お車でお越しの皆様へ
当日、武相荘の駐車場は混雑が予想されます。40分以上お待ちいただく場合もございますので、あらかじめ近辺のコインパーキング利用もご検討ください。武相荘近辺のコインパーキング参考情報はこちら

開催概要

  • 会場: 武相荘/参加無料・予約不要
  • 2019年11月10日(日)開催
    開始時刻: 朝10:00 ※1
    終了時刻: 16時ごろ(めやす)

※1 「武相荘の倶楽部」メンバーは、開場15分前よりご入場いただけます(同伴者は不可)。会員証をお忘れなく。

武相荘の骨董市 第2回の様子
第2回の様子
第1回骨董市の様子
第1回の様子

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