2019年の記事一覧

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2019年12月19日更新冬の庭と椿

冬の到来を告げるように椿が咲き始めました。

今年最初の一輪が咲いたのは大唐子
瓦門をくぐって左手のところに咲いています。
一輪ずつ一輪ずつゆっくり咲いています。

大木の白侘助は、一斉に花開いています。
茅葺きのミュージアムの前

武相荘の邸内には正子が植えたものをはじめ10種類を超える椿があり、
桜の季節になる頃まで、順番に花を咲かせてみせてくれます。

今年は柿がダメでしたが、椿はいいように思います。

常緑と紅葉に光が差して綺麗でした。

年の瀬の忙しい時期をお迎えと思いますが、
紅葉と椿の開花が楽しめる時、ぜひ皆さんに味わっていただけたらと思います。

武相荘年内の開館日は12月25日(水) までとなります。
令和二年となる年明けは1月7日(火)より開館いたします。

2019年12月12日更新開催レポート 武相荘の講座「縄文の手ざわり 弥生の切れあじ」 〜金属器、稲作、茅葺き〜

11月19日武相荘の講座では「縄文の手ざわり、弥生の切れあじ」と題して、茅葺職人の塩澤実さんと相良育弥さんの対談・講演会を行いました。

仕事がら沢山の歴史文化財などに関わる一方、実地で自然と密に関わるお二人、教科書に語られるような古代人の生活にふつふつと疑問を持たれるようになったようです。

お話しは、文化財などに見られる再現古代建築の(主に茅葺きの)「おかしな」点の指摘にはじまり、では実際には古代人はどのような住居の住んでいたのか?という流れで進んで行きました。

金属器の無い時代には現代のような茅刈りは難しかったであろうという話(相良さんは実際に黒曜石の切れ味も試されたことがあるそうです)、真葺き、逆葺き、段葺きなど色々な葺き方のお話、原始的な屋根材として痕跡も出ているという笹のお話、原始稲作と治水のお話などが語られました。

お仕着せの伝統や歴史解説を打ち砕かんばかりの、茅葺職人ならではの考察に、そういう見方ができるのか!と目からウロコの連続でした。

塩澤実さん、相良育弥さんのお二人には、ますますのご活躍を期待したいと思います。
ご参加の皆様、誠に有難うございました。

2019年11月29日更新『武相荘の冬』展 2019-2020

会期: 2018年11月26日(火) 〜 12月25日(水) その後冬季休館を挟んで、
2019年1月7日(火) 〜 3月1日(日)まで。
尚、祝日を除く月曜は休館日です。
ミュージアム開館時間:10時~17時 (入館は16時半までとなります)

田島隆夫氏の織られた「白絹反物」と「根来供物台」、「祭器各種」を共に
『武相荘の冬』展 2019-2020

家に居るよりも、それぞれ別々に外を駆け巡ることのほうが多かった父・次郎と母・正子ですが、晩年はこの「武相荘」で二人は静かに暮らしておりました。 父はガレージで大工仕事に励み、母は書斎で読書をする。ごく親しい人とだけ付き合い、静かで平和な暮らしを楽しんでおりました。

二人の趣味(hobby)は異なっているように見えますが、趣味(taste)は多分に共通していたと思います。二人のhobbyとtasteとを遺愛の品々から、見て取って頂ければ幸いです。

牧山桂子

2019年11月21日更新深まる秋から冬へ

12/7撮影)急な寒さですが、紅葉が見事に染まりました。

12/3撮影)紅葉が色づき始めました。例年は12月初旬が見ごろです。

いろづく紅葉

夏は緑に埋もれていた武相荘、下草はきれいに整理されて
小さな菊のような花や、少し残された秋草が美しく見えます。

風が枝葉を撫でる音や、鳥の飛び立つ音が、かえって静かさを深めるようです。

周囲の下草が綺麗に刈られて、石仏も喜ばしく見えます。

遊歩道沿いの畑もすっきりしています。

小動物もあちこちに。トンボはアキアカネでしょうか。

フキの葉がきれいに露ぶいていました。

いつも武相荘に行き交う人を見守っている PAIGE

今年はホトトギスが元気に咲いています。

高木の山茶花は今が見ごろです。

早咲きの椿

山道の登り口に良い枝ぶりの紅葉があります。

コウヤボウキ、沢山咲きましたが今年は最後です

散策におすすめの季節です。どうぞごゆっくりお過ごし下さい。

2019年11月19日更新1月18日(土)開催 〈第9回〉お能への誘いの会「実盛」

このイベントは終了いたしました。ご来場の皆様まことに有難うございました。

お能を知りたい、体験したい、という方に絶対おすすめの武相荘の能楽講座。
第9回のテーマは「実盛」です。

武相荘お能への誘いの会「実盛」講師 友枝雄人 青柳恵介
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源平の時代、「篠原の戦い」に圧勝した木曾義仲の軍勢にあって、配下の手塚太郎光盛は、死闘の末に討ち取った不思議な武将について、大将の義仲に次のように知らせたといいます。

「光盛こそ奇異の曲者組んで討つて候へ。侍かと見候へば、錦の直垂を着て候ふ。大将軍かと見候へば、続く勢も候はず。名乗れ、名乗れと責め候ひつれども、ついに名乗り候はず。声は坂東声で候ひつる。」

——平家物語

総崩れとなった平氏のなかでたった一騎退くことなく、その実、七十歳を超えた身でありながら後世に伝えられる見事な戦いぶりを見せ、ついに最後を遂げたこの武将こそ能「実盛」の主人公である齊藤別当実盛(さいとうべっとうさねもり)です。

武相荘お能への誘いの会〈第9回〉

今回の講師は、4月25日に「実盛」の舞台本番を控える能楽師シテ方喜多流の友枝雄人さんと、古美術評論家・国文学者の青柳恵介さんのお二人です。

今まさに「実盛」に取り組んでおられる友枝雄人さん、今回の講座では古来の日本人の優れた死生観について触れてみたいとメッセージくださいました。

 能で老武者を主人公とした曲は、他に頼政がありますが、特に本曲は歳を重ね老いることと、その中での武士の達する境地について深く触れています。老いる事とは?時代を経ても、人間誰しもがぶつかる壁です。人生百年と言われ始めた現代、医学や科学が進んでいる傍ら、生き様については、むしろ後退しているかもしれないと感じさせる演目です。
 舞台本番の觀ノ会では、いろいろな角度から本曲に迫る「觀ノ座」を予定ししておりますが、武相荘ではそれとは別にこの曲を通じて、能楽の根本にある日本人の優れた死生観について触れてみたいと思います。

友枝雄人

ものがたりの解説と司会進行は青柳恵介さん、古の世界へのナビゲーターです。今回は実盛が生きた源平の時代と、そこから230年を過ぎた室町時代に世阿弥が謡曲「実盛」を描いた背景について、立体的に紐解いてくださいます。

一期一会の芸術である能の楽しみ、ぐっと深める勉強会です。初めての方もぜひ奮ってご参加ください。

勉強会終了後には、講師を囲んでのディナー懇親会も開催します(希望者)。
お酒が入ってリラックスした講師陣とのお話しも楽しみです。
席に限りがございますので、ご興味がおありの方はどうぞお早めにお申し込みください。

以前開催のレポートもご参照ください。「山姥」の回「井筒」の回「野宮」の回

〈開催日時・会場〉

  • 2020年1月18日(土) 16:00-17:30開催 武相荘 能ヶ谷ラウンジ

    ※15分前までにショップ窓口にて受付をお済ませください

〈参加費〉

  • 勉強会のみ —— 3,300円(税込)
  • 勉強会 + ディナー懇親会 —— 8,800円(税込)
    ※懇親会は武相荘レストランにて開催(お食事代・ドリンク代込)
    勉強会終了後18時〜20時ごろまでを予定

〈特典〉

  • 観劇チケット購入優待

    ※勉強会にご参加の方は4月25日(土)開催、觀ノ会第三回公演「実盛~さぶらふ さだめ~」の観劇チケットを1割引にてご購入いただけます。購入をご希望の方は、本会のお申込み時に席の種類と枚数をご指定ください。当イベント受付時のお引き渡しとなります。

  • 武相荘ミュージアム観覧チケット2割引

    ※当イベントご参加の方/当日に限り有効/ご希望の方はショップ窓口にてお申し付けください。尚、ミュージアムは17時閉館となります為、ご観覧はイベント開催前のお時間をご予定ください。

〈お申し込み〉

  • 定員に達したため、お申し込みは締め切りとなりました(1月7日)。ご参加の皆さまどうぞお楽しみに。

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