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2024年10月24日 フォトレポート
クラッシックカーを楽しむ会2024
(武相荘の倶楽部イベント)

2024年10月5日(土)、武相荘の倶楽部のメンバーで、埼玉県加須市にあるワクイ・ミュージアムを訪問しました。

ここには白洲次郎が英国留学時代(1920年代)に所有し、ヨーロッパ中を旅していた相棒のベントレー、その実物があります。

白洲次郎のベントレー(往時から変わらぬナンバーはXT 7471)

クラッシックのロールス・ロイスとベントレーを扱う企業/博物館として日本随一といえるワクイ・ミュージアム

今回も、創立者である涌井清春さんが直々に、数々の名車を熱量高く詳しくご案内くださいました。

吉田茂のロールス・ロイス(写真右側)
20世紀後半の最高傑作 Bentley R-Type Continental
Bentley R-Type Continental
1919 Rolls-Royce 40/50Hp Silver Ghost “Alpine-Eagle”

途中、涌井さんの計らいで、白洲次郎のベントレーにエンジンをかけていただくサプライズも!(ヘッドライトも可愛く点灯していました。)

轟音に唸る車体。皆さんは夢中です。

古くは100年近く前に作られた車たちですが、見事にメンテナンスされ殆どの車が現役で走ります。

ミュージアムの次は広い敷地内をしばらく歩いて、ヘリテージへ。

ワクイ・ミュージアム創設者 涌井清春氏(写真左手)

しなやかで力強いベントレーの車体のライン。ロールスロイスの溜め息の出るような美しさ…… まだ車というもののイメージもお手本もなかった時代に、どうしてこんなに美しい車を作ることが出来たのでしょうか?
一台一台の車に感動と学びがあります。

あいにくの天候でしたが、秋雨も心地よく感じられる大人のひとときになりました。

涌井様、ワクイ・ミュージアムの皆様、今回も本当にありがとうございました。

2024年10月17日 秋色の邸内(柿の木についての記録)

入り口のショップ前の柿の木です。時折ハラハラと、枯葉が落ちてきます。

PAIGEのあるガレージ。窓から覗く景色もすっかり秋色に染まってきました。

ガレージの中央には暖炉があります。冬が近づくと炭を起こすのですが、
まだ出番ではなさそうです。まだもう少し、蚊取り線香が必要そうです。

邸内へ入る瓦門。白洲正子が気に入って武相荘へ移築したものです。

さて上の写真。ご存じの方は、もしかしたら景色の変化にお気づきでしょうか。
実は・・・少し前に大事件が発生していました。

武相荘の名物でもあったレストラン入り口前の、樹齢140年と言われる柿の巨木が地響きを立てて倒れました。このところ太い枝が垂れ下がりはじめ伐採工事をしたりしたのですが、ついに寿命が尽きたと言うことでしょうが、どなたもお怪我なく無事でした。手を入れ除去しますが、大分景色も変わるでしょう。(武相荘館長のFacebookより

白洲正子と、親しかった森林学者のどろ亀先生(高橋延清氏・東大名誉教授)との対談を読むと、森や木にも寿命があり生まれ変わりのサイクルがあるそうです。とても寂しいですが、新しい景色のことも考えようと話しています。

さて、武相荘の一番奥にある、散策路へ来てみました。
昔、正子もよく歩いたという道です。

秋になり、街中では見ることのない山野草が見られます。こちらはオケラ。

コウヤボウキ

ガマズミ。赤い実が綺麗です。

モミジの青葉が見える石段を降りて、邸内へ戻ります。

やっと涼しくなり、気持ちの良い日が多くなってきました。

武相荘のミュージアムでは「武相荘—秋」展を開催中です。
昔のままの自然を残す環境の中で、ランチ、カフェとあわせ是非ごゆるりとお楽しみください。

2024年10月15日 銀座・森岡書店にて、
白洲正子「特別装丁本」イベントを開催

銀座にあり「一冊の本を売る書店」として話題を集めている『森岡書店』さんで、10月29日からの6日間、白洲正子の『特別装丁本』を展示・販売するイベントが開催されます。

この特装本は、一冊一冊、正子が残した着物の裂を用いて装丁したもので、
20数年前に、白洲次郎・白洲正子の長女である牧山桂子の発案により製作されました。


数十冊を超える特装本は、それぞれの内容にちなんだ織、裂などを用いて装丁されており、非常に緻密な製本家の手仕事が、一冊一冊にまるで正子が楽しんだ骨董のような表情を与えています。

現在ミュージアムとして一般公開されている武相荘、そして牧山家に20年以上所蔵されていた特装本を、今回『森岡書店』さんとのご縁で、展示・一部を販売するイベントを開催することとなりました。(価格は1冊70,000円〜の予定)


白洲正子のエッセンスが詰め込まれた、二つとない本。
一冊の本を売る書店『森岡書店』さんでの展示会どうぞお楽しみに。



会期:2024年10月29日(火)〜11月3日(日・祝)

  • 会場:森岡書店 銀座店
  • 住所:東京都中央区銀座1−28−15 鈴木ビル1階
  • 営業時間:13:00〜19:00、月曜休
  • 電話:03-3535-5020

2024年9月26日 ワインを楽しむ会〈第12回〉ソムリエ岡島直樹氏
『イタリアワイン 北と南の飲み比べ』

少しだけお洒落をして、ワインを学んで楽しむ、武相荘のワインの会 第12回です。

今回は岡島さんのお話に耳を傾けつつ、イタリアを北から南へ。
個性たっぷりの6種のワインを、それぞれに合わせた一皿一皿とともに順に味わっていきます。

ワインについて様々な知識を得ながら、実際に飲んで、楽しむ本会。

岡島さんのお話は毎回、産地の歴史・風土、人々の日常に触れつつ、ワインの特徴については、かなり専門的なところまで、イメージしやすく教えて下さいます。

今回は特にお料理も入念に計画されています。一品一品ワインとの〜アッヴィナメント〜芯からイタリアが感じられるひと時に、どうぞご期待ください。

限定20席での開催です。ワインが大好きな方、イタリアが好きな方、武相荘は初めてという方も、ぜひ一緒に楽しみましょう!


開催概要・お申し込み

開催
日時
2024年11月17日(日) 17:30〜
17:15開場 ※開始5分前をめどにご着席ください。
会場 旧白洲邸 武相荘 レストラン
定員 20名 先着順
参加
要項
  • 【ドレスコード】男性はジャケット着用にてご参加ください。
  • 【参加特典】武相荘ミュージアム鑑賞券2割引
    チケット売場にて、当イベント参加の旨お申し出下さい。
    ※ミュージアム鑑賞はイベント開始前のお時間をご予定ください。ミュージアムは17時終了のため。
参加費
お申し込み
  • ワイン6種+イタリア料理を中心とした特別コース
    1名様 19,000円
    (税込)
    ワインは1杯1杯十分な分量が出ますが、コース外のドリンクご要望の際は、個別実費にて承ります。
  • お申し込みはこちらから/PassMarket
    クレジットカードまたはPaypayでの決済

    銀行振込がよろしい方は、上記PassMarket画面にてチケットの販売状況をご確認の上(売切れの場合がございます)、下記イベント専用窓口までメールでお問い合わせください。尚、銀行振込の場合、キャンセル時の返金手数料は自己負担となりますので予めご了承ください。

  • 武相荘イベント専用窓口
    email: contact@buaiso.com
    TEL.090-4367-9708(受付時間: 平日10:00-17:00)
募集締切とキャンセルにつきまして
  • 11月8日(金)最終締切
  • キャンセルは必ず上記締切までにご連絡ください。食材の準備等ございますため以降のキャンセルでは原則として払い戻しは致しかねます。

〜11月中旬の武相荘と、会場のレストラン〜

2024年9月19日 中秋

涼しい秋を心待ちにしているうちに、9月も半ばを過ぎました。
各地で秋祭りも開催され、中秋の名月も過ぎました。お月見されましたか?

柿の実も赤く色づいてきました。武相荘には柿の古木が何本かありどれも大木なので秋の風物詩です。

門の脇、納屋の縁の下には、芝刈り機が置いてあります。次郎が使っていたものでデザインも面白いので当時のまま置いてあります。

階段脇の大壺にはツルウメモドキが見事です。
納屋を上へ登ると、小展示室「Bar PlayFast」があります。
現在、自由にご観覧いただけるように開放しております。

庭に目を向けると、秋の草花がチラホラ。

こちらはヌスビトハギ。
タネができると、衣服にくっついて厄介な草ですが、花は可愛らしいですね。

こちらはアレチノヌスビトハギ、近年の外来種だそうです。

奥側の散策路には、もうドングリ(樫の実)が落ちていました。
風に揺られたのか、鳥が落としたのでしょうか。

レストランのテラスの向かい側、野生、自然そのもののような緑の景色。
中央の石仏は正子が惚れ込んで設置したものです。

クラッシックカーPAIGE(ペイジ)が停まっているオープンスペース。
元は白洲次郎のガレージでした。

さて、武相荘の四季の展示、9月からは「武相荘—秋」展がスタートしています。

今回の一つの見どころは、次郎・正子と親しかった方々からの手紙や葉書の展示。
若き正子に宛てた青山二郎からの長い手紙、小林秀雄からのちょっとした葉書、吉田茂元首相が次郎に宛てた筆書きの手紙など、6つのガラスケースに展示しています。

囲炉裏のある十五畳には、正子の所蔵品を中心に大胆な展示を展開しています。
じっくりお楽しみいただけましたら幸いです。

2024年9月7日 『武相荘の秋』展 2024

会期: 2024年9月7日(土)〜11月24日(日)
尚、祝日を除く月曜は休館日です。
ミュージアム開館時間:10時~17時(入館は16時半までとなります)

武相荘の秋 開催にあたって

夏も終わりに近づき、木犀の香りが漂いはじめ
秋の気配が感じられる頃になると、正子は気持ちや
身の回りを秋に向かって切り替えていくのでした。
ガラスの食器など夏を感じさせる品々は
秋を迎えるのにふさわしくないと、隅に追いやり
替わりにぬくもりの感じられる木地の品々や
秋草を活ける花器などで身辺をかため、
日本に四季のあることを喜んでおりました。

牧山桂子

2024年8月21日 夏の緑〜秋の気配

「この暑さはいつまで続くんだろう…」今年は秋の訪れを疑いたくなるような暑い夏になっていますが、気がつくとちゃんと秋が近づいているようです。

毎年のことなのに、秋の雰囲気を感じる瞬間は、新鮮ではありませんか。

駐車場側入り口から続く、遊歩道の長い橋渡しの側、
夏の終わりに手向けるように夏水仙が咲いていました。

レストラン前の巨木は、禅寺丸柿。

今年はたっぷり実をつけています。

レストランのテラス前では、秋明菊が咲き始めていました。

棚に伸びているのはユウガオでしょうか?
白い花が咲く頃が楽しみです。

最奧の散策路入り口です。
このあたりは真昼でも木陰になっているので、武相荘でも一番涼しい場所です。

正子が通った、峠道の階段。

上を見上げると、モミジの青葉が爽やかです。

さて、武相荘は8月26日(月)から9月6日(金)まで夏季休館となります。
再開は7日(土)から。秋の装いにチェンジして、皆様のご来館をお待ちします。

「武相荘—秋」展と、季節の移ろいを感じに、ぜひ足をお運びください。

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