日々録(みどころ)

2023年1月20日 紅梅が七部咲き

雨も降り、肌寒い日が続いていましたが
今朝は久しぶりの晴天になりました。

ガレージのカフェ

瓦門から邸内へ入ります。

紅梅が咲きました。
奥は正子の書斎のある、茅葺のミュージアム。
手前はレストラン&カフェです。

今年は2週間ほど早い開花となりました。

鮮やかな色合いが目を引く椿・大唐子。
梅の花とは対照的な大輪です。
ポン、ポンッと、少しずつ、咲いています。

こちらは、例年2月〜3月に咲く椿・聚楽
蕾がたくさん。

遊歩道沿いの万両
鳥が啄んだのでしょうか?実が少なくなっています。

寒い季節ですが、気持ちの良い邸内です。
紅梅のお花見に、ぜひお立ち寄りください。

2022年12月22日 冬至近く、庭の様子

裏山の散策路の真っ赤なモミジの紅葉が終わった後
この日は、黄色のモミジが見ごろでした。

紅葉も終わり、いよいよ冬本番ですね。

正子が椿を好んで、沢山植えたこともあり
冬の武相荘は、椿の花が絶えない、庭の美しい季節です。

こちらは天倫寺月光(てんりんじがっこう)

小さく、ルビーのような赤い花が見頃です。
前回ご紹介した白侘助とおなじく今年は花のつきがよいようです。

こちらは数寄屋(すきや)
ウッドデッキの反対側、井戸水の上に枝を伸ばしています。

上の天倫寺月光とは対照的な形と色。
こちらは二分咲きといった感じ。
まだしばらく目を楽しませてくれそうです。

年末の忙しい時期となりましたが、ご来館をお待ちしております。
カフェ、レストランで自然の景色を眺めながらなど、お寛ぎください。

【年末年始の営業のご連絡】
武相荘は年内の営業は12月25日(日)まで、
年明けは1月7日(土)から開館いたします。

2023年1月9日 2023年・お正月お餅つき

皆さま、あけましておめでとうございます。
武相荘は新年1月7日より、恒例のお餅つきで始まりました。

遊歩道を邸内へ向かう途中、何とも言えない良い香りが。
蝋梅が咲き始めていました。

11時を過ぎてお餅つきが始まりました。

ヨイショ!ヨイショ!と掛け声とともに。
(今回のお餅は桜色です!)

あんころ餅、きな粉餅、お雑煮で頂きました。
お腹でも新しい年の始まりを感じます。

週間予報で心配されたお天気も、好転。
お正月らしい青空に、白樫の葉が輝いていました。

1月〜2月は、椿や梅が見ごろの季節となります。
季節の花々とともに、皆さまのご来館をお待ちしております。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

椿・数寄屋(遊歩道ウッドデッキ竹林側)

2022年11月30日 紅葉、白椿

武相荘邸内へと続く遊歩道

何本かあるモミジが、だんだん赤く染まってきました。

クラッシックカー PAIGE の駐車するガレージ

椿・村下
筆先のように、すっと揃った花芯が特徴的。

茅葺き屋根のミュージアムの前は
石畳に無数の花が落ちています。

白い花は、椿・白侘助
椿としては大木。満開です。

山道の入口の紅葉は七部ぐらい
これからまだまだ紅色を深めていきます。

昨年は12月6日〜10日頃が紅葉のピークでした。
この分だと今年も同時期になりそうです。

ムラサキシキブ

11/29日より、ミュージアムでは「武相荘の冬」展が始まりました。
次郎と正子が楽しんだ、冬の暮らしを展示しています。
冬の庭とともに、ゆっくりとご観覧ください。

2022年11月14日 立冬を過ぎ

午前中。駐車場から続く遊歩道です。
紅葉した桂の葉が、冬の日差しで受けて綺麗です。

遊歩道は、竹林の中を抜けています。

竹林を抜け、畑と土手の間を歩きます。
枯れ草が片付けられ、すっきり。冬支度。

レストラン、中は忙しそう。11時の開店にむけて準備中です。

茅葺屋根のミュージアム

庭には冬の花がチラホラ、高いところで山茶花が満開です。

早咲きの椿も咲き始めました。
レストランテラスの斜向かいあたりにある背の高い椿、
大きめの白い花は、本白玉という品種です。

冬から春にかけて、武相荘は椿の季節。
よく見ると、沢山のつぼみに気がつきます。

赤紫の可愛らしい草花は、ゲンノショウコ。
昔は胃腸の薬に用いられた薬草です。

コウヤボウキ。
小さな花ですが、面白い形をしています。
ミュージアムの奥の散策路に点在しています。ぜひ探してみてください。

2022年10月19日 能楽イベントの日

2022年10月15日に武相荘としては昨年に続いて2回目となる、野外能を開催致しました。
ご参加いただきました皆様、誠に有難うございました。

記事をご覧いただいている皆様に、当日の様子をご紹介したいと思います。

舞台設営は当日早朝から始まりました。

昨年は竹林を背景にした舞台でしたが、今回の舞台は茅葺の前。
武相荘の廊下が役者の登場する“橋掛り”となります。

組み上がり、美しい舞台が姿を見せました。

客席の配置も完成。前日までの雨が続き天候が心配でしたが、午後は晴れの予報。
しかし、茅葺に蓄えられた雫が舞台にポタポタと…一旦ブルーシートを敷きました。

こんな時は、庭の仏様の表情も、なんだか楽しげに見えます。

いよいよ11時となりオープンです。

舞台開場の14時まではゆっくりと。
能装束の特別展、茅葺のミュージアムの武相荘の秋展などをお楽しみいただきました。

特別展の様子です。素晴らしい装束を前に、能楽師の方々がそれぞれの意味を丁寧に解説下さいました。

いよいよ舞台開場。良いタイミングで空から雲が消えていました。

前半最初は、小鼓方 成田達志氏、大鼓方 亀井洋佑氏による、能のお囃子体験です。

能ならではのヨ〜〜!といった掛け声とともに、拍子を体験。

小鼓を打つ体験。それらしい音を出すだけでもなかなか難しい、ところが面白い。

前半二つ目は、能装束ワークショップ。
シテ方 佐藤寛泰氏が、実際に着付けを実演しながら、
能装束ならではの特徴について教えてくださいました。

休憩をはさんで後半

演能直前の講座は、武相荘ではお馴染み青柳恵介氏による“経政”の解説。平家物語から能の主人公に取り上げられた平経政の人物像や、この物語のキーアイテムとなっている“琵琶”について、時代背景をともなってイメージしやすく教えてくださいました。

そしていよいよ、シテ方 友枝雄人氏による、能 経政 舞台開演と続きました。
演能の様子は、後日、映像としてご紹介させていただく予定です。

どうぞお楽しみに。

2022年9月13日 禅寺丸柿

朝晩が涼しくなりました。
虫の声も鳥の囀りも、秋を感じさせます。

瓦門の向こう側、門の3倍はあろうかという大木は、
隣の駅「柿生」地名の由来にもなった
禅寺丸柿(ぜんじまるがき)の樹です。

実が色づいてきました。
なかなかの美味で、レストランで供出されたこともありました。

庭には季節の花もちらほら。
こちらの白い花は、ニラ。
遊歩道ウッドデッキの下側に咲いています。

目を引くピンク色は、秋海棠(しゅうかいどう)
ニラの花とは反対側の石垣の前。
今年もユーモラスな姿を見せてくれました。