日々録(みどころ)

1 2 3 27

2026年1月21日 大寒

暦の上では、一月の二十日〜二月二日は大寒(だいかん)です。

雪こそ降っていないものの、寒い日が続いています。
クラッシックカーPAIGEの停めてあるオープンカフェには、囲炉裏に炭を熾してあります。

白洲次郎が中学の時に乗っていたのと同型のこの車は1916年製なので、ちょうど今年で110年を迎えることになります。しっかりメンテナンスされており、実は今ででもエンジンのかかる現役の車です。

こんな寒い日は、どんな出で立ちで乗り込んでいたのでしょうか?

ガレージの休憩所の奥側、門をくぐると邸内です。門の向こう側、赤い花が見えますか?

紅梅の花です。蕾も赤いので、もうずいぶん咲いているように見えますが、二分咲きになっていました。すっきりとした冬の邸内に色を添えています。

椿・佐渡侘助
椿・数寄屋
駐車場側の入口に咲く、寒椿
椿・聚楽の蕾(三月頃、たっぷりとした桃色のはなが咲きます)

椿は白洲正子が特に好んだ花のひとつ。
邸内では春まで次々に咲いて、景色を彩ってくれます。

遊歩道には水仙が、こちらも可愛く咲いていました。

邸内の最奧、茅葺き屋根の母屋はミュージアム。

ミュージアムでは現在、『武相荘—冬』展を開催中

レストランは11時オープン。温かいメニューをご用意してお待ちしております。

まだ見えませんが、二月頃には、レストランテラスの向かい側・石仏の周りには福寿草が咲いてきます。寒いですが、冬もゆっくり楽しみたいですね。

2025年12月18日 椿・白侘助が満開です

今年もあと半月ほどとなりました。武相荘、年内の開館は12月25日(木)がラストです。

今年最後のイベント『骨董市』も終わり、今はとっても長閑な雰囲気の邸内。

年末の忙しい時間を縫って、足を運んでくださるお客様方、
武相荘へ来ると不思議と、忘れていた昔の出来事など思い出されるようです。

寒さが厳しくなってきましたが、その分、日向では暖かさを感じます。
こんな日は時間がゆっくり流れているように感じます。

風もなく、囲炉裏の炭も穏やか。

瓦門を潜って、レストランや茅葺の母屋ミュージアムのある方へ。

手前に見える建物が武相荘のレストラン。ランチ・カフェが11時〜です。
年末はお客様も少なめで、ゆったりご利用いただけそうです。

レストランの手前の建物、階段を登ると、小展示室 Bar PlayFast です。

こちらでは白洲次郎にまつわる品物や資料を展示しています。

階段の下、海上がりの信楽の大壺に、
サルトリイバラやスズメウリ、暴れた枝と赤い実が見事です。

武相荘の冬は、これから、白洲正子が好んで植えた椿が美しい季節。

一番最初に、サザンカの花が終わるころから咲くのが、この椿・白侘助です。

年末までは、この美しい姿を見せてくれるかと思います。
この季節だけの武相荘の景色です。

2025年11月22日 森は秋色に、山茶花が満開

11月も半ばを過ぎ、秋らしく気持ちのよい日が続いています。

今日は、駐車場のある側の入口から邸内をめぐってみます。
武相荘邸内もだんだんと紅葉が進んできました。入口の左手、黄色に紅葉しているのは、大きくなった山椒の木。

道は竹林へ。
木々の中を抜け、竹林の中を歩いて行くと、空気が一辺に変わるのが感じられます。

長いウッドデッキを渡り、階段をを上へ。

石垣の上の建物は休憩所になっています。(元は白洲次郎のガレージだった場所)

寒い日は、囲炉裏に炭をおこしています。
小さな本棚があり、読書をしながらくつろいでいただけます。

正面、瓦門をくぐって奥へ進みます。

門の脇を彩るカエデの紅葉が見事です。

門を入ってすぐ、視線を上にあげると、茶梅(さざんか)の花が満開でした。
もうすぐ冬です。

レストランテラスの向かい側、石仏の前にはミヤコワスレの紫の花。
今年は花が小さく、そのかわり沢山咲いています。

茅葺き屋根の母屋はミュージアム。
開催中の秋展は11月30日まで。

赤と黄色の実をつけているのは、千両。

ミュージアム奥側は、散策路になっています。小さな森の中をぐるっと巡っていただけます。

枯葉やどんぐりの落ちる音、どこかで鳴く鳥の声、静かな中にいろいろな音が聞こえてきました。

玉箒(たまばはき = コウヤボウキ)の花、山道沿いに沢山咲いています。
1.5cmぐらいの可愛らしい花です。ぜひ探してみてください。

散策路から戻ってきました。
ミュージアムの脇にある、大きな椿の樹。蕾が膨らんできていました。
12月後半になると、枝いっぱいに真っ白の、美しい花を見せてくれます。

色とりどりの秋色に囲まれた武相荘邸内です。
年末が近づき、何かと忙しない時期ではありますが
ぜひ暇を見つけて、リフレッシュにいらしてください。

レストランは、ランチ・カフェを11時から営業中

2025年10月11日 深まる秋を歩く

落ち葉も多くなり、日々深まっていく秋が感じられる、武相荘邸内です。

萩の白い花が風に揺れて季節を伝えてきます。

門の前は、小菊やミズヒキの花が色づいて、なんだか賑やかです。

門より高いところには、ギンモクセイが咲いています。
気をつけると、良い香りに気づきます。

レストラン、今日は団体でのご来館もあり、11時オープンから賑わっている様子です。

足元にも秋の花。紫色のゲンノショウコ。昔は一般的に胃腸の薬として用いられました。

散策路を登った上からの景色。紅葉はまだまだ青々としています。

こちらはコウヤボウキの花。山側に自生する昔ながらの山野草です。

どんぐりやカシの実もパラパラと落ち始めました。きのこも生えていますね。

茅葺き屋根の母屋、武相荘ミュージアムへ

現在は秋展を開催中。展示内容についてはこちらをご覧ください。

さてイベントのご案内です。来週10月19日(日) には久しぶりの骨董市を開催いたします。第26回武相荘の骨董市 朝10時開場・入場無料

上の写真のカフェスペースや、外階段下のイベントスペース「能ヶ谷ラウンジ」に、骨董屋さんが所狭しと出店します。粋な骨董屋さんたちの、季節にあわせての出品をお楽しみに。

武相荘ショップ(チケット販売所)
階段下はイベントスペース「能ヶ谷ラウンジ」

2025年9月17日 クラッシックカーと武相荘

いつもはPAGEが1台停まっている武相荘の門前に
今日は素敵な外車が2台停まっていました。

実は、武相荘のイベントスペース・能ヶ谷ラウンジで開催されていたクラッシックカーの写真展(鈴木達郎氏 クラッシックカー写真展 “Meet the Classic”)の一環としての、粋な演出でした。

BMW2002 1974年ドイツ製
Triumph TR4(1960年代)
展示風景(1)ヨーロッパを中心に美しい風景の中で輝くクラッシックカーの写真
展示風景(2)鈴木さん撮影の写真を背景としたミニチュア作品の展示

車と人間の関係性が、今とは少し違った時代の
素敵な車たちと人々の写真展。素敵でした。

さて、9月も半ばを過ぎ、武相荘の木々もだんだん秋色になってきました。
ショップの前の柿の木もたわわに実を実らせています。
禅寺丸柿は、武相荘の最寄駅「鶴川」の隣駅「柿生」の由来にもなった、昔からこの地域に根付く品種です。食べると美味しい甘柿です。

茅葺き屋根の母屋、ミュージアム
棚にはオキナワスズメウリを植えています。

上手く育てば、こんな実がつきます。
(レストラン入口の花生け)

暑過ぎた夏のためか、今年は秋の花が苦労しているようにみえます。
秋明菊(レストランテラス前)

ゲンノショウコ(レストラン入口の向かい側あたり)

ミュージアムでは『武相荘の秋』展を開催中。
新企画『韋駄天お正の取材旅』では、日本各地へ旅をした正子が、どんなものを見、感じたのかに焦点をあて、原稿とともに残された取材ノートを展示しています。ぜひお見逃しなく。

ご来館の際は、ぜひゆっくりとお寛ぎください。

2025年8月20日 オミナエシ、オオシオカラトンボ

何百年もの夏を過ごされてきた仏様も驚かれているであろう、今年の暑さ。

武相荘などの里山は街中より1〜2度は涼しく、動植物にとっては貴重なエリアになっているのかもしれません。

前週はいくらかまとまった雨も降り、森の緑からは勢いと元気が感じられます。

正面の瓦門を抜けると、右手に小展示室のBar PlayFast、隣にレストラン・カフェ武相荘、奥に茅葺き屋根のミュージアムと建物が並びます。もとはすべて白洲家の住居でした。

家族連れのお母さんが「ほら、青いトンボ、大きなトンボだね〜」とお子さんに伝えていらっしゃいました。『オオシオカラトンボ』という種類です。ゆうゆうと飛んで沢山咲いているオミナエシの中にとまりました。

レストランのテラス前。オミナエシの他にはピラミットアジサイが咲いています。
もうすぐ秋明菊も咲いてきそうです。

柿の木の下の少し日陰になったところには、鮮やかなヒオウギの花と、米粒のようなかわいい花をつけたミズヒキが咲いていました。

ミュージアムです。武相荘は8月25日から夏季休館となります。夏の展示は24日(日)まで。休み明けは9月6日(土)から、展示替えもして秋の装いでスタートいたします。

ミュージアム奥側からの眺め

入口近く、ガレージのオープンスペースへ戻ります。

休憩所になっているこのスペースに、少しですが、正子の著作を中心に、自由にご覧いただける本を設置いたしました。ご来館の際はぜひごゆるりとお過ごしください。

2025年7月20日 夏の緑と花々


耳を澄ますと、ジ〜〜〜ィ〜〜〜と蝉の声。
その蝉の声に合わせるでもなく、時折、時折、山鳩の鳴き声がこだましています。

数日間のまとまった雨の後、勢いを増した緑に、すっかり囲まれた武相荘です。
庭の花々も元気よく咲いています。

レストランテラスの前、今咲いているのは、桔梗、女郎花、ピラミッド紫陽花。

茅葺き屋根の武相荘ミュージアム。
白洲次郎と正子の夏の暮らしを紹介する「武相荘—夏」展を開催中です。

ミュージアム奥側の散策路入り口です。
ぐるりと散歩していただける山道は、昔ながらの里山です。

黄色い花は、テラス前にも咲いていた、女郎花(オミナエシ)

庭園内にはいろいろな植物を見ることができます。こちらはヤブカンゾウ

竹林の日陰に咲く白い花は、ヤブミョウガ

外階段の傍の大鉢。
蓮の葉が、風に揺れていました。(実はメダカとグッピーの住まいになっています)

クラッシックカーの停めてあるオープンカフェスペース。

木々を通り抜けた優しい風に、ほっと一息です。

1 2 3 27