邸内の「道」
崖側に、まっすぐ渡されたウッドデッキ。
側にはいくつもの椿が植っています。
薄桃色の「数寄屋」が咲き始めました。
突き当たりの建物は「能ヶ谷ラウンジ」。イベント会場などとして使っています。
元は白洲次郎の農具置き場でした。
その時からの名残で、中に入ると奥の壁がデコボコと石垣になっています。
ミュージシャンの皆様からは音響の評判がよく、2月15日にも弦楽器のコンサートを開催します(こちら)。
ところで、この辺りまで来ると、かぐわしい花の香りが漂ってきます。これは蝋梅の香りです。
階段を上へ上がりました。大きな瓦門が見えてきます。
門の奥に、レストランとミュージアムがあります。
左手の建物はオープンカフェスペースです。
お好きな席でお寛ぎください。中央の囲炉裏には炭を起こしてあります。
門を潜って、邸内へ。
右側の建物がレストラン。これからオープンです(11時オープン)。
レストラン入口の灯明台
少し隠れた場所にある物置。
ご来館の際に探してみてください。
レストランテラスの向かい側のお庭。
白洲正子お気に入りの石仏が置かれています。大変古い時代のものです。
最奧の建物まで来ました。茅葺き屋根の母屋は、ミュージアムです。
元は養蚕農家であった建物を、次郎と正子がその半生を通して、自分たちのテイストにしつらえた家です。中では現在「武相荘—冬」展を開催中です。
この日は小春日和で、竹林越しの光が静かに揺れていました。
ミュージアムの奥は、散策路になっています。
昔からの山に、昔ながらの草木の姿を見ることができます。
ぐるりと回って、階段を上っていくと、
枯れて美しいススキや
真っ赤なガマズミの実が迎えてくれました。
新年最初の武相荘散策をお届けいたしました。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。