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2018年7月24日 フォトレポート「沖縄芸能 踊てぃ遊ば」公演

「琉球舞踊と沖縄音楽を楽しむ夕べ」の様子を写真でお伝えします。
開催日時: 2018年7月22日(日)
出演: 沖縄芸能 踊てぃ遊ば(ウドゥティ・アシバ)

「四つ竹」沖縄芸能 踊てぃ遊ば
舞踊「四つ竹」

「四つ竹」沖縄芸能 踊てぃ遊ば
衣装は紅型(びんがた)、黄色は高貴な色とされています。かさは花笠。文字通り4つの竹を2つづつ持って鳴らす涼やかな音。壮麗な舞踊です。

「秋の踊り」沖縄芸能 踊てぃ遊ば
舞踊「秋の踊り」
男装と独特の動きが美しい〜。中秋の名月をイメージさせるような素敵な舞踊。

「安里屋ユンタ」沖縄芸能 踊てぃ遊ば
「安里屋ゆんた」
参加者皆んなも「さ〜ゆいゆい」の掛け声で楽しみます。

「あかたすんどぅんち」沖縄芸能 踊てぃ遊ば
「あかたすんどぅんち」沖縄の子供手遊びが入っている歌とのこと。
今度は体も動かして楽しみました。

「かしかき」沖縄芸能 踊てぃ遊ば

舞踊「かしかき」
愛する人のためにトンボの羽のように薄い布をおっている。なぜこのような豪華な格好をしているのかというと、琉球ではおきさきさまも、お姫様も、この仕事をしたのではないかということでした。手に持っているかせわくに紡がれる糸が見えて来るような素晴らしい舞踊。

「芭蕉布」沖縄芸能 踊てぃ遊ば
「芭蕉布」昔は租税として収めていたという歴史もあるそうです。

「十九の春」沖縄芸能 踊てぃ遊ば
「十九の春」女性の歌詞と、男性の歌詞があり、交互に歌います。

「貫花(ぬちばな)」沖縄芸能 踊てぃ遊ば
「貫花(ぬちばな)」きれいな花を積んで、すきなひとへ首飾りを作ろう。

「カチャーシー」沖縄芸能 踊てぃ遊ば
最後はみんなでカチャーシー「唐船ドーイ」。カチャーシーはかき回すという意味で福を呼び込む踊りだそうです。踊っていると本当に力が湧いてくる気がします。

フォトレポートは以上です。

今回は茅葺き屋根の武相荘の広間をステージに変えて開催。
外からはヒグラシなど蝉の声もしみてきて、とっても良い雰囲気の夕べとなりました。
踊てぃ遊ばの皆さんの素晴らしい、演奏・舞踊。

来年以降の開催にも期待したいと思います。皆さまもぜひお楽しみに〜。

2018年8月21日 駐車場からの遊歩道

自然のままのように見える武相荘の遊歩道ですが、
緑が一番旺盛なこの季節は、実に手入れが大変そうです。
植えたものから自生するものまで様々な植物を見ることができます。

クサギ
「クサギ」
葉を触ると独特の臭いがすることから、この名前になったそう。
花の臭いはジャスミンのような甘い香り。
庭師の北住さんによると、このクサギの青い実からは
植物染料としては珍しい「青色」が出せるそうです。

サンキライ
サンキライ。この実は秋には赤く色づいて、クリスマスリースの飾付けなどに使われたりします。

竹林

竹林を抜ける風の音は爽やかです。

藪茗荷

ヤブミョウガの花。竹林を抜けウッドデッキに差し掛かる、左手に見えます。

反対側の斜面、ウッドデッキの下側では庭師の北住さんが新しい水鉢を設置中です。
仕上がりが楽しみです。

つくばい・水鉢 庭師 北住さん

さて、武相荘は8月27日(月)〜9月3日(月)まで夏季休館となります。

休み明け9月4日(火)からは「武相荘の秋」展もスタート、
秋のよそおいで皆さまのご来館をお待ちして居ります。

オニヤンマ

〈追伸〉9月はイベントも盛りだくさん!吉川忠英さんアコースティックギターのコンサート岡島直樹さんによる「ブルゴーニュとボルドー」をテーマとしたワイン講座を開催いたします。こちらもぜひお楽しみに。

2018年9月12日 島津義秀氏 薩摩琵琶の会

このイベントは終了いたしました。ご来場の皆様まことに有難うございました。

薩摩琵琶奏者 島津義秀さん

島津義秀氏プロフィール

加治木島津家第十三代当主
薩摩琵琶弾奏家
昭和39年(1964年)大阪府泉佐野市生まれ。
母方の姓を継ぎ、大学卒業後、母の郷里鹿児島へ移住。
学生時代より、薩摩琵琶、薩摩に伝わる幻の笛「天吹(てんぷく)」及び一撃必殺剣と恐れられた「野太刀自顕流」(通称:薬丸流)を習得。
現在、鹿児島県姶良市加治木町で戦国武将・島津義弘公を祀る精矛神社宮司職の傍ら青少年育成現場「青雲舎」を平成12年に復興。
薩摩琵琶、天吹、野太刀自顕流の研鑽普及に励む。

鹿児島県ユニセフ協会会長、鹿児島国際大学及び県立短期大学非常勤講師■2002年/国連ユネスコ内NGO International Organization of Folk Artより招聘(オーストリア・ウィーン)■2004年/SIGGRAPH 2004 河口洋一郎オープニング・レセプション(アメリカ・ロサンゼルス)■2005年/日系100年プレイベント「女楽」(南米・ブラジル、アスンシオン)■2007年/薩摩焼酎ナイト(フランス・パリ)■2011年/KATANA「刀」RECEPTION in The Peninsula Hong Kong(香港)■2014年/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団などで活躍する7人組「ザ・フィル・ハーモニクス」と共演(鹿児島市)■映画/『長州ファイブ』武術指導、『チェスト』監修、『半次郎』武術指導、出演■著書/『薩摩の秘剣』(新潮新書)、『叙説Ⅱ 特集 鹿児島』(花書房)共著、『薩摩のキセキ』(総合法令出版)共著

猛き琵琶の音色で伝えられる、薩摩の伝統
平和への強き思いに触れる。

500年の歴史を持つ薩摩琵琶の弾奏家、島津義秀氏の演奏会を、10月14日(日)に武相荘で開催いたします。

演奏曲のご紹介

  • 『城山』——約20分——
    明治10年西南の役で城山の露と消えた西郷隆盛の鎮魂歌をかつての盟友 勝海舟が作った。

  • 『蓬莱山』——約10分——
    中国の理想郷、蓬莱山をもとに天下泰平の世が永く続くようにという平和を願う歌。「君が代」の曲はこの琵琶歌を元に作曲されたといわれる。

薩摩琵琶について

『薩摩琵琶は芸能に非ず』〜島津義秀さんの思い〜

薩摩琵琶は今から500年ほど昔、現在の鹿児島県南さつま市加世田の領主・島津日新斎忠良が、それまで伝わっていた盲僧琵琶を改良し、新しく歌詞も作り広められたと伝わっています。

当時は戦乱の世で人々は心身ともに疲弊していました。この様子をご覧になった日新公は「世の中の平和はまず人々の教育が第一」と考えられ、神仏を敬う心、人としての生き方などを薩摩琵琶の歌詞に載せ、人々にわかりやすく伝えることに心を砕かれました。
その結果、日新公の教えは薩摩の隅々にまで広く伝わりました。特に[郷中教育(ごじゅうきょういく)]という薩摩藩独自の青少年教育システムの主軸として重要視され長年教え継がれた結果、西郷隆盛や大久保利通をはじめ明治維新で指導的な役割を果たす多くの人材を輩出しました。
このように薩摩琵琶は単に楽器娯楽の道具ではなく、連綿と日新公より教え継がれた精神性を薩摩琵琶をもって体現する修養の道であり「薩摩琵琶は芸能に非ず」と言われる所以でもあります。

明治時代になり、鹿児島から多くの人々が東京に移り、それによって薩摩琵琶も爆発的な人気を博するようになりました。その結果、薩摩琵琶の世界は精神涵養の手段・道具から、音楽・芸能としての方向に傾いてしまったことも否定できません。
しかしながら、現在においても鹿児島の地における薩摩琵琶は、昔からの教えと先人の精神を受け継ぎ、薩摩の伝統を後世に継承していくことを目標に今日まで活動を続けています。

薩摩琵琶同好会は昭和52年に鹿児島県指定無形文化財保持団体に指定され、現在「龍洋会」と「正風会」の二会派がこの伝統を受け継いでいます。

〈開催概要・お申し込み〉

  • 出演:島津義秀氏
  • 開催日時:2018年10月14日(日)
    17:00開演、演奏終了後18:00頃よりディナー

    初出時、開催の曜日に間違いがございました。訂正してお詫び申し上げます。

  • 会場:武相荘 能ヶ谷ラウンジ
  • ディナー会場:武相荘レストラン
  • 定員:30名
  • 料金:1名様 ¥10,000(税込) ディナー料金込
  • お支払いは当日ショップ窓口にて承ります。※開演15分前までに受付けをお済ませ下さい。
  • その他特典:武相荘ミュージアム観覧チケット2割引

    ※尚ミュージアムは17時閉館(入館は16時半まで)となりますため、本会へご参加の場合は、ミュージアムご観覧のお時間をイベント開始より前にご予定いただきますようお願い申し上げます。

    ※当イベントご参加の方/当日に限り有効/ご希望の方はショップ窓口にてお申し付けください。

2018年8月2日 吉川忠英 ギター・ライブ in 武相荘 2018

このイベントは終了いたしました。ご来場の皆様まことに有難うございました。

吉川忠英 ギター・ライヴ in 武相荘 2018

アコースティックギターの第一人者、吉川忠英さん。

イルカ「なごり雪」、松任谷由実「やさしさに包まれたなら(魔女の宅急便の主題歌)」、中島みゆき「わかれうた」、海援隊「贈る言葉」、山口百恵「いい日旅立ち」等々。といったら思い出す、やさしく切なく印象的なギター。

その忠英さんのライブをこの夏も開催いたします。
武相荘にて最高のギターサウンド、楽しく心地よい時間、ぜひ楽しんでいただきたい。

お申し込みは下記より。

(ライブ終了後はスペシャルディナーも開催致します、こちらもぜひお楽しみに!)

〈吉川忠英プロフィール〉
1947年東京都生まれ。
72年、“EAST”のメンバーとして全米デビュー。
帰国後、シンガーソングライター・スタジオミュージシャン・アレンジャー・プロデューサーとして活動開始。
アコースティックギターの第一人者として、中島みゆき・松任谷由実・矢野顕子・福山雅治・夏川りみ・Chageなど、ニューミュージック系アーティストを中心に数多くのレコーディングやコンサートに参加している。
MartinとYAMAHAより「Chuei Model」ギターを発売。
季刊誌「ACOUSTIC GUITAR MAGAZINE」(リットーミュージック)に『チューエイのスタジオ日記』連載中。
毎年、北海道から沖縄まで、全国ソロライブツアーも精力的に行なっており、その旅の音風景とも言える楽曲を集めたアルバム「Relax & Slow ~Natural Style~」を2014年夏に発売している。


吉川忠英 ギター・ライブ in 武相荘 2018〈開催概要・お申し込み〉

  • 【日 程】9月15日(土) 17:30開演(約90分)
  • 【会 場】武相荘 能ヶ谷ラウンジ
  • 【定 員】40名
  • 【料金1】ライブ:¥5,400/税込 ワンドリンク付

    受付は17:00までにショップ窓口にてお済ませください。
    当日は17:00よりガレージのカフェにドリンクカウンターをオープンいたします。
    ドリンク片手に開演までごゆるりとお寛ぎください。

  • 【料金2】スペシャルディナー:¥5,400/税込

    ライブ終了後武相荘レストランにて、お食事代・ドリンク代すべて込みです。
    (1時間半程度)

  • 【お申し込み】受付を終了いたしました。ご参加の皆様どうぞお楽しみに!

    お申し込み後、万が一キャンセルの場合には開催1週間前までに必ずご連絡お願いいたします。

2018年7月26日 開催レポート 第7回お能への誘いの会「井筒」

2018年7月14日(土)開催 第7回 武相荘お能への誘いの会「井筒」
能楽師 シテ方喜多流 友枝雄人氏
能楽師 小鼓方幸流 成田達志氏
解説・司会 古美術評論家 青柳恵介氏

武相荘 第7回お能への誘いの会

青柳恵介氏

謡曲「井筒」のものがたりと成り立ちについて

  • 本説「伊勢物語」
    元々は、在原業平の物語を中心としながら、それ以外の人々のお話も含んでいる、色々なお話を集めた逸話集として成立した。
    しかしこれが時代が下って中世になると、すべてが業平の物語だという解釈になってくる。
    井筒の元となった「たけくらべ」のお話についても元々は業平の話とは書かれていないが、中世以降の解釈によって業平と紀有常の娘の話ということになっていった。世阿弥の作った「井筒」の能は、この中世以降の解釈に依拠している。
  • 在原業平はプレイボーイ、「むかし男」「まめ男」と言われる。
    紀有常の娘は、「人待つ女」「井筒の女」と言われる。健気な女性。
  • 謡曲のあらすじ
    後半、男装で出てくる、愛する業平の服を身にまとって出てくる井筒の女、井戸に映る姿はついに業平そのものになっている。これは白洲正子の言うところの「両性具有の美」

友枝雄人氏

  • 「井筒」は、能役者にとって非常に挑戦しがいのある曲。
  • その良さというものは単に技術だけでは作り出せない。言葉には表せない雰囲気、世界観がある。
  • 男装については、井筒の女が幸せだった日々を追憶する…だけではない深く複雑な部分もあると思う。
  • 今回の公演について
    「段の序」という特殊な演出を入れる。演出が変わるので難しくなるが、なぜやるか?と問われれば「感じ方の密度」を上げることもできるから。
    (成田氏とお二人で→)違うリズム、同じ尺で、謡い、舞と囃子をあわせていく。お互いの息をはかりながら同調しあったり反発したりする。
    (青柳氏)以前、福原麟太郎さんがお能は「危機の芸術」だと言われていたことを思い出す。

成田達志氏

  • お能の世界に入ったばかりの20代のころ片山幽雪さんに「いつか井筒を打つ役者になってくれよ」という言葉をかけてもらったのを印象深く覚えている。井筒とはそのような曲。
  • 非常に完成度の高い素晴らしい曲。
  • 「初秋」の曲で、一番最初の地謡から、この雰囲気を出していくことが大切なポイント。
  • 太鼓の入らない「序の舞」が非常に長い。囃子方にとっても大変だが、序の舞あってのクライマックスとなっている。
  • 男装の女性、私から見てどんな舞かと言うと「官能的」だと思う。

武相荘 第7回お能への誘いの会「井筒」

小鼓の体験

  • 成田氏「鼓は1丁、2丁・・というふうに数えます。」
    今日は練習用の小鼓を6丁をご用意くださいました。
  • 成田氏「鼓って鳴らないんだな、ということを体験して欲しいと思います。」
  • どんな楽器か〜〜紐は「麻」でできている。胴の部分が特徴的、アジアには同じルーツを持つ楽器がいくつかある。日本には奈良時代に入ってきて、今の形になっていった。
  • 湿度の影響を非常に受けやすく、息をかけ、裏紙に唾をつけてしめらせることで調整する。
  • 持ち方、音程の変え方、構え方、打ち方(指輪や腕時計は外してくださいね)
  • みなさん興味深々、次々に体験しました。
  • いい音、変な音(笑)会場じゅうに様々な音がこだましました。

最後に参加者からの質問

  • お能は舞台本番に向けてどのぐらいお稽古、準備をなされのですか?
    (成田氏)舞台の予定が決まってから長い期間各々稽古をしていくのですが、打ち合わせは1回だけ(一同え〜〜!)特に雄人さんの喜多流は、本番当日まで、できれば打ち合わせはできればしたくない。と言われる。
    (友枝氏)お能は一挙手一投足が決められている本のある古典芸能なので。もしリハーサルというか、一度合わせてみて気に入らないところが出てしまうと、本番でそれはやらない。ということになってしまう。だったら申し合わせはしないで、緊張感を持って、それぞれのイマジネーションを本番にぶつけていった方が良い。という思いがあります。
    (武相荘館長 牧山)友枝さんのそいういうところは、やはり代々武家の、そういう発想もあるんじゃないかな。どう?
    (成田氏)ご本人はおっしゃらないかもしれませんが、そういう部分はお持ちだと思います。

第7回のレポートは以上です。
たくさんの見どころを教えていただいたように思いますが、特に
「段の序」という難しい演出で、その作品の高みを目指される舞台、
本番どのように感じることができるか、今から楽しみです。

「井筒」の本番となる五蘊会は2018年8月4日(土)、
東京・目黒駅近くの喜多能楽堂での開催です。
[チケット情報] https://tomoeda-kai.com/schedule-noh/1853/

2018年6月24日 開催レポート「武相荘の骨董市(第7回)」

2018年5月27日(日)に開催いたしました武相荘の骨董市(第7回)のフォトレポートです。

春の嵐のために開催直前に延期となってしまった春の骨董市ですが、沢山のお客様にご来場いただくことが出来、活気が溢れていました。ご来場の皆さま誠に有難うございました。

武相荘の骨董市 第7回 写真1

武相荘の骨董市 第7回 写真2

武相荘の骨董市 第7回 写真3

次は秋の骨董市。2018年10月21日(日)に開催いたします。
春とはまた違った雰囲気の武相荘に、またぜひご来場ください。

2018年7月23日 モミジアオイ

モミジアオイ
モミジアオイが見頃です。正子は好んで生けていました。

ルドベキアタカオ
レストランテラスの前のルドベキアタカオ。
人間には厳しいこの日差し。緑はまだまだ吸収しているようです。

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