2025年の記事一覧

2025年8月23日更新武相荘の骨董市(第26回)

2025年10月19日(日) 朝10時開場・入場無料

武相荘の門前に所狭しと骨董屋さんが立ち並ぶ、楽しい骨董市。和骨董、西洋骨董から、仏教美術までさまざなジャンルの骨董が武相荘に集います。

10月中旬の開催、秋はモノやコトとじっくり向き合うのに適した季節。
秋の収穫を祝い冬支度をはじめた昔の人々の生活が感じられる和骨董、秋冬の室内を美しく彩る西洋アンティークなど、どうぞご期待ください。
眼で見て触って、ぜひあなただけの「ほんもの」を見つけてください。

お車でお越しの皆様へ
当日、武相荘の駐車場は混雑が予想されます。満車の場合、路上でお待ちいただくことはできませんので、あらかじめ近辺のコインパーキング利用もご検討ください。武相荘近辺のコインパーキング参考情報はこちら

開催概要

日程

2025年10月19日(日)開催
開始時刻: 朝10:00 ※1,※2


終了時刻: 品物がなくなり次第終了(最終15:30頃)
会場 武相荘邸内4カ所に展開
  • 瓦門までの通路沿い
  • オープンカフェスペース
  • 外階段下の『能ヶ谷ラウンジ』
  • 武相荘ショップ
入場料 入場無料・予約不要
※通常500円の庭園入場料が骨董市の日は無料です。尚ミュージアム観覧は別途チケットが必要です。

※1) 入口2箇所(ユニクロ側・駐車場側)は同時刻に開門致しまします。
※2)「武相荘の倶楽部」メンバーは開場15分前よりご入場いただけます(同伴者は不可)。会員証をお忘れなく。

2025年8月20日更新オミナエシ、オオシオカラトンボ

何百年もの夏を過ごされてきた仏様も驚かれているであろう、今年の暑さ。

武相荘などの里山は街中より1〜2度は涼しく、動植物にとっては貴重なエリアになっているのかもしれません。

前週はいくらかまとまった雨も降り、森の緑からは勢いと元気が感じられます。

正面の瓦門を抜けると、右手に小展示室のBar PlayFast、隣にレストラン・カフェ武相荘、奥に茅葺き屋根のミュージアムと建物が並びます。もとはすべて白洲家の住居でした。

家族連れのお母さんが「ほら、青いトンボ、大きなトンボだね〜」とお子さんに伝えていらっしゃいました。『オオシオカラトンボ』という種類です。ゆうゆうと飛んで沢山咲いているオミナエシの中にとまりました。

レストランのテラス前。オミナエシの他にはピラミットアジサイが咲いています。
もうすぐ秋明菊も咲いてきそうです。

柿の木の下の少し日陰になったところには、鮮やかなヒオウギの花と、米粒のようなかわいい花をつけたミズヒキが咲いていました。

ミュージアムです。武相荘は8月25日から夏季休館となります。夏の展示は24日(日)まで。休み明けは9月6日(土)から、展示替えもして秋の装いでスタートいたします。

ミュージアム奥側からの眺め

入口近く、ガレージのオープンスペースへ戻ります。

休憩所になっているこのスペースに、少しですが、正子の著作を中心に、自由にご覧いただける本を設置いたしました。ご来館の際はぜひごゆるりとお過ごしください。

2025年8月12日更新鈴木達郎氏 クラッシックカー写真展 “Meet the Classic”

Classic Car Photo Exhibition

Meet the Classic

9月12日(金)~15日(月)までの4日間、武相荘のイベントスペース能ヶ谷ラウンジにて、鈴木達郎氏の写真展を開催いたします。

会期中は武相荘正面の瓦門の前に、クラッシックカー2台を配置します。(1台はご自身所有の車両です)写真展と合わせ、どうぞお楽しみに。

写真展にお越しの方は、庭園入場料(500円/一般)がかかります
武相荘ミュージアムもご覧いただく場合には、ミュージアム入館料込みの武相荘入場券をお求めください。(入場券詳細はこちら

鈴木達郎氏 プロフィール
1954年東京生まれ(71歳)。
生まれて初めて乗った外国車は1956年型フォードフェアレーン。
授業を抜け出し東京モーターショーに行くなど車中心の少年時代を過ごす。
1977年慶應義塾大学法学部卒、同年TBS入社。
NEWS23、アッコにおあかせ等、報道からバラエティーまで幅広いジャンルの番組ディレクターを担当。土曜夜10時「ブロードキャスター」プロデューサーを13年間務める。
現在はモーターフォトグラファーを目指して活動中。

2025年7月29日更新「旧白洲邸 武相荘」紹介ムービー / The Former Shirasu Residence “Buaiso” – A Short Film

当館「武相荘」の主人であった白洲次郎と白洲正子、そして邸宅としての武相荘について、最新技術を駆使した映像と素晴らしい音楽で軽快に紹介していく短編ムービーが出来上がりました。

音楽は Jazztonrik 野崎良太さん、ナレーションは 海老原由佳さんがご担当くださり、自然豊かな環境にありながら、今も色褪せないスタイルの感じられる武相荘にぴったりの雰囲気を感じていただけます。

次郎・正子に関する未公開の映像や写真も散りばめ、ファンの方々にもお楽しみいただける作品に仕上がっています。ぜひお楽しみください。

2025年7月20日更新夏の緑と花々


耳を澄ますと、ジ〜〜〜ィ〜〜〜と蝉の声。
その蝉の声に合わせるでもなく、時折、時折、山鳩の鳴き声がこだましています。

数日間のまとまった雨の後、勢いを増した緑に、すっかり囲まれた武相荘です。
庭の花々も元気よく咲いています。

レストランテラスの前、今咲いているのは、桔梗、女郎花、ピラミッド紫陽花。

茅葺き屋根の武相荘ミュージアム。
白洲次郎と正子の夏の暮らしを紹介する「武相荘—夏」展を開催中です。

ミュージアム奥側の散策路入り口です。
ぐるりと散歩していただける山道は、昔ながらの里山です。

黄色い花は、テラス前にも咲いていた、女郎花(オミナエシ)

庭園内にはいろいろな植物を見ることができます。こちらはヤブカンゾウ

竹林の日陰に咲く白い花は、ヤブミョウガ

外階段の傍の大鉢。
蓮の葉が、風に揺れていました。(実はメダカとグッピーの住まいになっています)

クラッシックカーの停めてあるオープンカフェスペース。

木々を通り抜けた優しい風に、ほっと一息です。

2025年6月19日更新夏本番の邸内を散策

先日梅雨入り宣言を聞いたばかりなのに、今週は真夏日が続いています。
湿気もなく気持ちよく晴れ上がった空。

真夏が近づき、樹々の葉も一層茂ってきました。

遊歩道

毎年、大輪の花で楽しませてくれる蓮。泥の中から順々に、葉が上がってきました。

こちらは、階段の上にある休憩所。
ガレージだったこの場所には、白洲次郎が中学生の時に乗っていたのと同型のクラッシックカー PAIGE が停まっています。

蚊取り線香も本格稼働。
これからの季節に欠かせないアイテムです。

門を入って右手(写真左手)がレストランです。
今日はすでに満席でお待ちいただいているご様子。
外の緑を感じながら、カフェやランチをお楽しみいただけます。

夜のライトアップされたお庭もおすすめです。(ディナーは完全予約制)

テラスの前は沢山の草花が植えられています。
今咲いているのは、桔梗と、

目立たないのですがよく見ると可愛らしい姿の植物が花をつけています。
『ショウマ』という植物。漢方や山菜として食用にされる種類もあるそうです。
もともと武相荘の里山にも自生していたようです。

クチナシ。
雨に洗われて香りを放っているイメージがありますが、この青天・・・日陰でひっそりと咲いていました。

邸内の一番奥にあるミュージアムです。
茅葺き屋根の建物は戦前、養蚕農家であったものを、次郎と正子が買い取って、その後自分たちの生活や好みにあわせて作っていったもの。土間をタイル張りのリビングにしていたり、住まいとしての見どころも沢山あります。今は夏展を開催中です。

緑に囲まれた武相荘。ぜひ、都会とは違う空気を感じにいらしてください。

2025年6月15日更新武相荘のヒミツ100公式ガイドブック

旅行地図のようなハンディサイズに、武相荘と白洲次郎・白洲正子の知られざる情報がコレクションされた『武相荘のヒミツ100公式ガイドブック』
——武相荘だけでお求めいただける特別な一冊が登場いたしました!

本書は、9年前の2016年に小学館『和樂』の特別付録として企画・制作されたガイドブックを、今回の発行にあわせて加筆修正したものです。

制作チームには白洲正子が健在のころより武相荘に関わってくださっている方もおり、確かな情報と愛が詰まった、何より大変興味深く仕上がっている一冊です。あらためて皆さまへお届けしたく、この度当館が発行元となり、復刻させることにいたしました。

全98ページに、文字通り『100のヒミツ』を満載!

茅葺き屋根の母屋はもちろん、庭園やガレージ、倉庫のような場所にまで、白洲次郎と正子らが暮らした当時から残る『ヒミツ』を発見しています。ページをめくっているうちに、今までとは違った次郎と正子のイメージが湧いてくると思います。

ガイドブック片手に武相荘を巡っていただければ、楽しさ倍増間違い無し。
現地にお越しになれない方にも武相荘の雰囲気を存分にお楽しみいただける一冊になっています。

税込1,320円、武相荘のミュージアムショップで販売中です。(本ウェブサイトの通販ページからもご注文いただけます)ご来館の際には、ぜひ手に取ってご覧ください。