お知らせ

こちらは新着順の全記事一覧です。
上のサブメニューからカテゴリーを選択ください、武相荘イベント開催レポート等に絞込みが出来ます。

2024年3月5日 【開催レポート】
青柳恵介さんお話会 ~白洲正子 日本の名宝100~ その9「法隆寺の五重塔と救世観音像」

“白洲正子の眼” を手がかりに、青柳恵介先生のお話で日本の名宝を巡る、武相荘の大人の講座 シリーズその9を、2024年2月4日(日)に開催いたしました。

今回のテーマは「法隆寺の五重塔と救世観音像」。二つの宝をテーマにしたこともありますが、これまでの回に比べて一層厚いお話の会となりました。

宝の本質を観る、楽しむ上で、欠かすことができない史実、またそれを記録しよう、研究しようとしてきた人々の足跡。創建1400年の五重塔には、こういったものが数多く積み重なっており、

青柳先生は、現代に至るまでに分かってきた大切な発見や情報に、一つ一つ複数の角度から光をあて、紐解いてくださいました。

たとえば、聖徳太子をモデルに造られた救世観音像には百済の様式と北魏の様式が混ざりあっており、それこそが他の国にはない日本らしさの特徴、というお話は大変印象的でした。

青柳先生がご用意くださった資料も豊富で、話に聞き入りながらみなさんしっかりメモを書き込まれていました。外は寒さの厳しい真冬の開催でしたが、会場はたちまち参加者の熱気に満たされていました。ご参加の皆さま誠に有り難うございました。

引き続き次回「その10」の開催もお楽しみに。
(最新情報は当ウェブサイトおよび、Facebookでお知らせいたします。)

2024年3月1日 『武相荘の春』展 2024

会期: 2024年2月27日(火)〜5月26日(日)
尚、祝日を除く月曜は休館日です。
ミュージアム開館時間:10時~17時 (入館は16時半までとなります)

『源氏庭遊』(京都・丸平大木人形店製)
白洲正子の実家である樺山家誂えの日本人形
奥座敷/お雛様に替わって4月1日より展示中

正子は、毎年春の訪れを楽しみにしていました。冬が終わりを告げる頃、雑木林が芽吹く直前に淡い紫色に染まってくると、冬から春への季節の変貌を感じ、窓を大きく開け、眼を閉じて微かに漂う春の香りを嗅ぎ逃さないように神経を研ぎ澄ますのでした。

この様な楽しみが味わえるのは、長く寒い冬があってこそと冬感謝しておりました。木々や草花が花をつけ始めると、毎日時のたつのも忘れて眺めいり、「年を取ると次の年にはもう見られないかも知れないと思うと若い頃に眺めていた花々より数倍うつくしく見えるようになった」と、春の訪れと同時に年を重ねる事をも楽しんでいるようでした。

牧山桂子

2024年2月21日 春雨

1月末からの好天もあり、よく咲いて楽しませてくれた梅の花です。

さらさらと細く降り続く春の雨が降り注いでいます。

崖の上に立つガレージの休憩所からは、梅の木がよく見えます。

クラッシックカー PAIGE

遊歩道のウッドデッキ、周辺ではあちこちで椿が咲いています。

こちらは「村下」という種類。

ぽってりとした桃色の花が艶やかな「聚楽」はこれから、蕾が色を見せてきました。

レストランや茅葺のミュージアムがある、瓦門の先にも何本もの椿があります。

「大唐子」今年はよく咲いています。

野の花も春を告げています。これは菜の花ですね!
土手にはフキノトウが生えていて、武相荘レストランの貴重な食材となっています。

寒さが和らぎ切る前、春のはじまりを見つけに、ぜひご来館ください。

2024年1月26日 茅葺きの今とこれからVol.2 〜薄暮か黎明か〜

このイベントは終了いたしました。ご来場の皆様まことに有難うございました。
イベント情報は当サイトのほか武相荘公式Facebookでもお知らせしております。

画像をタップして印刷用PDFを表示

持続可能性、脱炭素、SDGs、サーキュラーエコノミー、エシカル、リジェネラティブ。環境に関する言葉がこんなにたくさん社会の表層まで浮かび上がった時代は、未だかつて無かったのではないでしょうか。
近年の世界規模の気候変動によって、否が応でも自分達の暮らしている地球環境について考えなければならないそんな時代。草を刈って、屋根に葺いて、土に還すという、言葉の本当の意味で持続可能だった茅葺きという知恵が、夏の平均気温の上昇と正比例するようにして、注目を集めてきています。
しかしながら茅葺き屋根の棟数は、それと反比例するように年々減少しているという事実もあり、手放しに喜んでいる場合ではありません。

果たして茅葺きという古来からの知恵は、
現代社会の中で失われつつあるのか?
それとも受け継がれつつあるのか?

日本と海外の最新事例を元に、お話しさせて頂きます。

講師・相良育弥氏


武相荘の屋根葺き替えにも関わった相良育弥さん、今は親方として日本だけでなくヨーロッパをはじめとし世界にも活躍の場を広げていらっしゃいます。伝統的な茅葺きだけでなく様々なインスタレーションにも挑戦されている相良さん、今回は一体どんな話が飛び出すでしょうか。最古で最新の「茅葺き」のお話しをぜひお楽しみに!お申し込みは下記より。


相良育弥(さがら・いくや)

1980年生まれ
株式会社くさかんむり代表。茅葺き職人
平成27年度神戸市 文化奨励賞
第10回地域再生大賞 優秀賞
ジャパンアウトドアリーダーズアワード2020優秀賞
令和4年度 日本文化藝術財団 創造する伝統賞受賞

相良育弥

開催概要・お申し込み

日程

2024年3月31日(日) 15:30—17:00

(開場15:00/途中休憩有り)※開演5分前までに入場ください。
会場 旧白洲邸 武相荘 能ヶ谷ラウンジ
定員 全席自由・40名
参加費
お申し込み
  • 4,000円(税込)
  • 【参加特典】武相荘ミュージアム鑑賞券2割引
    ミュージアム入口でチケット購入の際、当イベント参加者であることをお伝えください。
    ※ミュージアム鑑賞はイベント開始前のお時間をご予定ください。ミュージアムは17時終了のため。
  • 満席にて受付終了いたしました。

    クレジットカードまたはPaypayでの決済
    銀行振込がよろしい方は下記イベント専用窓口までメールでお問い合わせください。尚、銀行振込の場合、キャンセル時の返金手数料は自己負担となりますので予めご了承ください。
  • 武相荘イベント専用窓口
    email: contact@buaiso.com
    TEL.090-4367-9708(受付時間: 平日10:00-17:00)
その他
  • イベント参加者ディナー開催!
    ※要別途お申し込み 7,700円 (お食事・ドリンク代込/税込)
    イベント終了後、参加者だけでのディナーを開催いたします。武相荘での一日を心ゆくまでお楽しみ下さい。17:30〜19:30/限定20席 ※お支払いは当日となります。
  • ご予約はレストランへ直接お願いいたします。
    TEL.042-708-8633(レストラン直通)
    「3月31日・相良育弥氏お話会のディナーを希望」とお伝えください。
    キャンセルは1週間前までに必ずご連絡ください。
    (以降はキャンセル料金が発生いたします)
募集締切 講座3月29日締切、ディナー3月24日締切

2024年1月29日 武相荘の骨董市(第20回)

このイベントは終了いたしました。ご来場の皆様まことに有難うございました。
イベント情報は当サイトのほか武相荘公式Facebookでもお知らせしております。

2024年3月10日(日) 朝10時開場・入場無料

武相荘の門前に所狭しと骨董屋さんが立ち並ぶ、楽しい骨董市。本年の初開催です。和骨董、西洋骨董から、仏教美術までさまざなジャンルの骨董が武相荘に集います。

画像をタップして印刷用PDFを表示

現代では作ることの出来なくなってしまった品々との時代を超えた出会い。
眼で見て触って、あなただけの「ほんもの」を見つけてください。

骨董屋さんも季節にあわせて、工夫を凝らしての出品です。今回は春を彩る品々にご注目ください。

お車でお越しの皆様へ
当日、武相荘の駐車場は混雑が予想されます。満車の場合、路上でお待ちいただくことはできませんので、あらかじめ近辺のコインパーキング利用もご検討ください。武相荘近辺のコインパーキング参考情報はこちら

開催概要

日程

2024年3月10日(日)開催
開始時刻: 朝10:00 ※1,※2


終了時刻: 品物がなくなり次第終了(最終15:30頃)
会場 武相荘/参加無料・予約不要

※1) 入口2箇所(ユニクロ側・駐車場側)は同時刻に開門致しまします。
※2)「武相荘の倶楽部」メンバーは開場15分前よりご入場いただけます(同伴者は不可)。会員証をお忘れなく。

2024年1月18日 冬のお庭、紅梅・白梅の開花が間近

キリリと晴れて、とても寒い日が続いています。

午前中の静かな邸内です。
鳥の羽ばたきや、鳴き声が時折聞こえるぐらい。

クラッシックカー PAIGE のある休憩所。
崖側に面した窓に切取られた木々の景色が綺麗です。

寒いので囲炉裏で炭を炊いています。

ガレージの奥に見える瓦門、こちらを通って邸内に入ります。

レストラン&カフェの入り口。
軒に掛かった灯明台の花生には水仙と南天。

オープン前でしたが、少し中へ入れていただきました。
テラスに面したお席、眺めが素敵です。

レストランの奥の茅葺の建物はミュージアム。次郎と正子が暮らした日のままのスペースに、二人の愛用品を展示しています。

さて、二月にかけてこれからは梅の季節。

茅葺手前にある、大きな紅梅の木は、遠目にもわかるほど赤く色づいていました。
今週末には開花しそう。正子が好んで植えた木です。

こちらは白梅。
クラッシックカーのあるガレージから、階段を降りた遊歩道沿いに数本あります。

こちらは蝋梅(ろうばい)、今ちょうど満開となっています。
それほど大きな木ではありませんが、遊歩道のウッドデッキを歩くと、ほんのり佳い香りが漂ってきます。芳香を頼りに、花を探してみてください。

こちらは椿。「聚楽(じゅらく)」
満開の場面に出会えた方はラッキー。どんな花が咲くかお楽しみに。

武相荘は、梅や椿の樹が多く、冬季は一年中で一番花の多い華やかな季節です。

次郎と正子の私物を展示したミュージアムや、レストラン&カフェでのお食事とあわせ、リフレッシュにご来館いただけましたら幸いです。