ロールス・ロイス、ベントレーを中心としたクラッシックカーの博物館で、
国内屈指のコレクションを誇る「ワクイミュージアム」。
ここには若かりし次郎の相棒となったベントレーの実物があります。
今回、武相荘 牧山夫妻の「涌井さん※のところへ遊びに行こう!」というかけ声で、
倶楽部メンバーを中心に、同好の方々をお誘いし
このクラッシックカーの殿堂を巡ることになりました。
※涌井さん = ワクイミュージアム館長 涌井清春氏
集合はJR鷲宮駅。続々4台のロールス・ロイスでのお出迎えは壮観でした。
駅前に次々到着するロールス・ロイス
乗り心地を楽しみながらミュージアムへ。
・・・これがロールス・ロイス。同行スタッフは初めての体験でした。
少し緊張しつつ乗り込みましたが、
すばらしく豊かな乗り心地。自然とリラックスしてしまい、みなさんとの会話も弾みます。
車中を楽しみながら15分(もっと乗っていたかった…)ワクイミュージアムへ到着しました。
入口に待ち受けていたのは次郎のベントレーXT7471。
涌井さんの粋な計らいです。
そして、その後ろには、昼食も。
まずは皆でお昼を楽しみます。
びっくりするほどおいしかった、うどんと天ぷら。
ここ加須市は、古くから小麦の名産地だそうです。
加須市は「手書き鯉のぼり」の町としても有名、歴史息づく地域です。(写真はお土産のもなか)
涌井さん牧山夫妻との会話を楽しみながら
ゆっくりとお昼を頂戴し、いよいよミュージアム観覧をスタートです。
涌井さんのご案内に続いて、まずは資料館へ移動しました。
資料館は、古い時代の車のスケッチや機械の図面、絵本などがあり、
人々が車に向けて来た情熱を感じることの出来る、温かみのある場所でした。
そして次郎ゆかりのプライベートな品々も見ることが出来ました。
ワクイミュージアムがプラダのファッションショーに協力した際、モデルが身につけたバッグ。
くるまは機械。でもどんなくるまにもその時代の工夫と想いが込められています。(涌井さんのキャプションより)
資料館の次は、数百メートル離れたところにあるガレージへ。
(ガレージは、今回、特別に見学させて下さいました。)
外観もイギリスを彷彿とさせる、無駄の無い美しい建物です。
現役の名車、メンテナンス中の名車が所狭しと列んでおり壮観です。
ガレージを巡っていると「この車は…こっちは…」と、
涌井さんと牧山夫妻から、次々と話が飛び出します。
率直過ぎて、ここへは書けない話もありつつ 笑、
お話されている涌井さんからは、車達(もはやクラッシックカーと一括りには言えない)への
全身全霊の愛を感じました。
ここにある車達は、みな幸せそうです。
ところで、それぞれ個性のある車。
ガレージを出る時、エンジニアの方に部品の交換について質問しました。
「個性的な車の部品、在庫が無くなったら工場で作ったりするのですか?」
お答えは
「ベントレーやロールス・ロイスといった超一流の車は、どんなに年式が古かろうと
全ての部品が、常にオリジナルを調達できる体制になっているんです。」
とのこと。驚きですね。
さて、ミュージアムへ戻り、今度は名車中の名車を堪能です。
1928ルマン優勝車 ※右側
(4,1/2 Litre Old Mother Gun)
ベイビー・ロールスの開祖
(1928 20HP Baker Style)
ぐるりと一巡した後、いくつかの車でエンジンをかけて下さいました!
WO Bentleyが自身の最高傑作と評したラゴンダV12。パワーの塊のような爆音です。
吉田茂のロールス・ロイス。アイドリングは今聞いても静かといえる、上品な音でした。
どの車もとてもスムーズにエンジンがかかります。
そして、ついに次郎のXT7471にエンジンがかかりました。
涌井さんが車庫から外へ移動させます。
—エンジンと駆動するタイヤの音だけが聞こえた、特別な瞬間でした。
今まで写真では何度も見たことのあるベントレー、
こんな音で、こんな風に車体を震わせて走っていたんだ〜。
色褪せることを知らないホンモノに触れ、
新鮮で、少し甘美な気持ちを味わえた大人の遠足。
車を通して「夢」について考える会となった
と言ったら、大袈裟でしょうか。
皆さん思い思いに記念撮影を楽しまれ、電車の時間にあわせて解散となりました。
(帰りも、駅まで送って下さいました。
ワクイミュージアムの皆様、本当にお世話になりました!)
ワクイミュージアムのホームページ
WAKUI MUSEUM | ROLLS-ROYCE & BENTLEY Classic Car Museum JAPAN
2015年5月16日(土)開催「クラッシックカーを楽しむ会」のレポートは以上です。
2015年5月 武相荘スタッフ
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