2018年4月19日更新雨を楽しむ
ツツジが華やかです。今週〜来週満開になりそうです。
2〜3月、紅い花で楽しませてくれた紅梅、今は実をつけています。
午後には気持ち良く晴れて
雨の風景も、晴れの風景も楽しめた、贅沢な一日になりました。
ツツジが華やかです。今週〜来週満開になりそうです。
2〜3月、紅い花で楽しませてくれた紅梅、今は実をつけています。
午後には気持ち良く晴れて
雨の風景も、晴れの風景も楽しめた、贅沢な一日になりました。
ショップ近くに咲く立浪草、この日は雨でしたが、そよ風をうけて楽しげに咲いています。
ミュージアムエリア奥の遊歩道には、沢山のキンランが蕾をつけています。
武相荘では昔から毎年この季節に美しい姿を見せてくれる金蘭ですが、今ではとても珍しい品種となっているそうです。
可愛らしい花が手の届く場所にも咲いています。ぜひ大切に見てあげてください。
このイベントは終了いたしました。ご来場の皆様まことに有難うございました。
現代の茅葺職人 中野 誠・塩澤 実・相良 育弥 3氏の鼎談・講演会
2018年5月19日(土)開催
「建築」や「暮らし方」に関心のある方にオススメの会
12年前、親方そして若手職人という立場で、武相荘の屋根葺き替えを見事にしてくださったお3方で、今では日本を代表する茅葺き職人の親方である、中野誠さん、塩澤実さん、相良育弥さんを講師に迎えての鼎談・講演会です。
さて、茅葺き屋根といえば武相荘の母屋(現ミュージアム)や、世界遺産として有名な白川郷の合掌造りに見られる古来伝統の屋根ですが、昭和初期ごろまでは日本中の美しい緑の中に当たり前の景色として存在していました。
現代においては、日常の中で目にする機会は少なくなり、旅先やTVなどで見る観光資源としてのイメージの強い茅葺きですが、
もともと日本の気候・風土に深く根ざしており、まさにお三方が活躍されてきたこの十数年は、持続可能で快適な住環境として、新たな注目を集めるようになってきています。
ところで皆さんは、この「茅(かや)」についてご存知でしょうか。
「茅」というのは、固有の植物名ではなく、生活の傍にあって屋根を葺くのに適して使われた植物全般のことを言うのだそうです。
現代の都市生活からは、なかなかイメージ出来ませんが、
自然や農業がもっと身近にあったころ、たとえば稲作が盛んな地域であれば、田んぼの傍にススキを育て、季節になるとそれを刈り入れて茅として活用していたそうです。
茅には地域によって様々な素材が使われ、伝統的な日本の茅葺きだけを見ても、ススキ、ヨシ、小麦わら、稲わら、カリヤス、笹など材料は多彩です。
新たな活用を考える上でも、色々な可能性を秘めているとも言えそうです。
今回は「茅葺きと農業〜積み重ねる暮らし」と題し、葺き替えから十数年を経て少し傷んできた武相荘の屋根も見ながら、日本の風土と暮らしのあり方についてのお話を伺っていきたいと思います。
科学番組を見るような気持ちでご参加いただけたらと思います。
普段は関西に拠点を置き、(勝手にイメージする昔ながらの親方とは違った)オシャレな雰囲気お三方の楽しいお話会です。
※今回も講演会終了後は懇親会を予定しております、そちらも是非お楽しみに〜。(参加はご希望の方のみ)
お二人のプロフィールはページ下段にございます。
定員20名/ビュッフェ・ディナー/ドリンク付き(ビール・ワイン・ソフトドリンク)
お申し込み後、万が一キャンセルされる場合には開催の1週間前までに必ずご連絡をお願い致します。
※当イベントご参加の方/当日に限り有効/ご希望の方はショップ窓口にてお申し付けください。
中野 誠(なかの まこと)
美山茅葺株式会社 代表取締役
1968年生。京都・美山町北(重要伝統的建造物群保存地区)で育つ。
22歳の時、イギリスを訪ねヨーロッパに多くの茅葺き屋根があることに衝撃を受ける。
平成4年4月、当時わずか3人の茅葺き職人・故野々村猶一師、故山崎辰之助師 (京都府現代の名工)、山内秀一師(京都府現代の名工)の3人に弟子入り。高齢の為、隣町の職人故久野卓一師、山形悦治師にも同行。
5年の奉公ののち、1年間のお礼奉公。その後、岡山県明石屋根工事有限会社・故長崎芳行師(国選定技術保持者)に師事。また奈良県・隅田隆蔵氏(国選定技術保持者)、田中正光師に師事。
全国の茅葺きを守るため、世界に日本の茅葺きを伝えるため、奮闘中。また次世代への継承にも力を注ぎ若手職人を育成中。
塩澤 実(しおざわ みのる)
1972年生。茅葺屋代表。
大学で環境デザインを学びながら建築が風景を環境を破壊している現実に悩んでいた折、一軒の茅葺き古民家の廃屋に出会い朽ち果て緑に覆われようとする痛々しい姿を、何故かとても美しいと思い惹き込まれた。卒業後京都府美山町へ移住、茅葺き職人の修行を積む。
関西を中心に職人として活動する傍ら、身近な草が茅という建材となり、美しい屋根となり、古くなれば肥料として土に還る、循環する茅葺きの環を広く体験出来る、茅葺き、茅刈りのイベントなど企画運営。
相良 育弥(さがら いくや)
1980 年生まれ。淡河かやぶき屋根保存会くさかんむり代表。茅葺き職人。
宮澤賢治に憧れて大地に生きる百姓を志すも、減反で米がつくれず「三姓」止まりに。そんな時に出会った茅葺きの親方に言われた「茅葺き屋根は百姓の業でできている」との言葉で弟子入り。
しばし土から離れ、空に近いところで百姓の住まう業を学び、修行を終え 2011年に独立。
現在はふるさとの神戸市北区淡河町を拠点に、民家から文化財まで幅広く手掛け、 積極的にワークショップも行う。空と大地、農村と都市、日本と海外、昔と今、職人と百姓のあいだを草で遊びながら、茅葺きを今にフィットさせてゆく活動を展開中。平成27年度神戸市文化奨励賞受賞。
2007年、葺き替え直後の真新しい武相荘の屋根。(撮影:速水諄一)
こちらは開催済みのイベント情報です。
最新の開催スケジュール・募集情報は武相荘イベントページをご確認ください。
白洲次郎・正子の娘婿、牧山圭男による陶芸教室です。
初心者から楽しめる陶芸教室。全3回で、おひとりずつ小皿2枚と陶印を作ります。
継続してご参加の方はぜひ新しい作品にもチャレンジして下さい。
講師の牧山圭男は正子の影響もあり、1970年代後半に独学で陶芸をはじめ、銀座で作陶展を開くまでになり、武相荘のショップでは作品も販売しています。
次郎や正子との「焼きもの」に関するエピソードなども披露しながら、少人数でわかりやすく、楽しい会にできればと考えております。
牧山圭男
これまでの教室に参加した方は2,000円引きで参加できます。
1回目の様子。基本の土コネから始まり、小皿や箸置きを成型しているところです。これを素焼きして、2回目に絵付けと釉薬をかけて、本焼きとなります。
ショップで販売中の圭男作品
継続参加の皆様へ:(1)沢山作られる方向けに大玉土オプションを設けました。(2)陶土を、信楽・白信楽・赤伊賀からお選びいただけるようになりました。(初参加の方は「信楽・白」となります)
※全3回で、おひとりずつ小皿2枚と陶印を作ります。
※1回目と2回目の参加は必須とさせていただきます。3回目は、欠席の場合、宅配便(着払い)で完成した焼きものをお送りします。
先着順で人数になり次第、締め切らせていただきます。
※お子様だけの参加はできません。大人の方との参加をお願いします。
下記のリンク先のフォームよりお申し込みください。
※焼きものをつくるための材料や道具などはすべて含まれます。
※3回目の茶話会(お茶とお菓子)の代金も含まれます。
※3回目不参加の場合も料金は変わりません。
2018年4月5日(木)〜17日(火)
東京の東武百貨店(池袋)8F催事場にて特別展を開催いたします。
本展では、次郎の身の回りの品や車、正子愛用の着物や骨董品など、
武相荘が所蔵する白洲ゆかりの品々を数多く展覧いたします。
4月7日(土)には、青柳恵介氏のお話会
4月8日(日)には、武相荘館長 牧山圭男によるお話会
を開催いたします。
次郎・正子と親しくしたお二人のお話、ぜひお楽しみに!
詳細はこちら(東武百貨店HPが開きます)
皆さまのご来場を心よりお待ちしております。
主催:株式会社東武百貨店
後援:東京山喜株式会社
協力:旧白洲邸 武相荘
一斉に花開いた椿。
武相荘では随分大きな樹に成長しているものもあります。
今が一番の見頃です。沢山の種類、探してみてください。
白木蓮と明石潟
聚楽
熊谷
卜半
雪椿
最後の雪椿は、ミュージアムとなっている母屋の裏手、
正子の書斎から見える場所にあります。
椿は正子の好んだ花で、その樹をめぐる話は
著作の中にも記されています。