2018年の記事一覧

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2018年2月27日更新〈第6回〉お能への誘いの会「楊貴妃」

このイベントは終了いたしました。ご来場の皆様まことに有難うございました。

その美しさのあまりに皇帝の寵愛を一身に受け
やがて訪れる悲しい運命を免れなかった楊貴妃。
美しくも儚い一生は、楊貴妃の死後間もなく「長恨歌(ちょうごんか)」という詩に刻まれました。
詩人 白楽天のこの詩を通して、平安の人々にも伝わった楊貴妃の存在。
早くも室町時代には、世阿弥の娘婿でもある金春禅竹により、能の中に姿を現すこととなります。

武相荘 能「楊貴妃」のお話
画:狩野山雪筆「長恨歌絵巻」17世紀前半/チェスター・ビーティー・ライブラリー蔵

「お能を知りたい」「体験したい」という方に絶対おすすめ、武相荘の能楽講座。
第6回のテーマは「楊貴妃」です。

講師に能楽師の友枝雄人氏、ナビゲーターに青柳恵介氏をお迎えしての開催です。

友枝雄人氏は、シテ方としての舞台本番を間近に控えてのご登場。お能となった楊貴妃のみどころ、ご本人にとっての楊貴妃について、演者でなければ分からないお話をたっぷり伺いたいと思います。
また今回は「唐」の曲目ならでは特異性——衣装や作詞の特徴についても解説してくださいます。

青柳先生のストーリー解説は、今回は日本を飛び出して唐代の中国へ渡ります。毎回、臨場感たっぷりに語ってくださる先生に連れられて、楊貴妃の生きた時代を覗いてみましょう。

さらに今回は初めての試みとして、友枝雄人氏のご指導のもと、参加者の皆さんで能の「謡(うたい)」に挑戦する時間も予定しています!いつもより更に、体を通して感じるお能体験となりそうです。楽しい機会に是非ふるってご参加ください。

勉強会終了後には講師を囲んでのディナー懇親会も開催いたします(希望者)。お酒が入ってリラックスした講師陣とのお話しも楽しみです。レストランの席に限りがございますので、参加予定の方はお早めにお申し込みください。

〈開催日時・会場〉

  • 2018年4月28日(土) 16:00~開催/武相荘能ヶ谷ラウンジ/定員40名

    ※開催15分前までにショップ窓口にて受付・お支払いをお済ませください。

〈料金・お申し込み〉

4月28日(土) 16:00〜

お能への誘いの会(勉強会)
参加費 3,240円(税込)

4/20 満席のため募集は締切りとなりました。ご参加の皆様どうぞお楽しみに!

〈優待割引〉勉強会にご参加の方は6月16日(土)開催「能の魅力を知る 唐の趣きー楊貴妃ーのチケットを1割引にてご購入いただけます。
お席は下記をご参照の上お好みのカテゴリーをご指定ください。セルリアンタワー能楽堂 座席表

同日勉強会終了後 18:00〜20:00 予定

講師陣を囲んでのディナータイム
参加費 4,320円(税込)

お食事・ドリンク付
(ビール・ワイン赤白・ソフトドリンク)

別途レストランへお申し込みが必要です。

武相荘レストラン直通
TEL.042-708-8633

4月28日お能の会ディナー」とお伝えください。代金は当日レストランにてお支払い下さい。

2018年1月26日更新「武相荘の骨董市」第7回開催

こちらは過去開催の情報です。

4月15日(日)に開催を予定しておりました「春の骨董市」は、天候不順の予報のため
5月27日(日)に延期となりました。何卒ご了承のほどよろしくお願いいたします。

2018年1回目、春の骨董市を4月15日(日) 5月27日(日)に開催致します。

第7回を数える楽しい骨董市、今回も武相荘ならではの出店を準備中です(入場無料)。
和骨董、西洋骨董から、仏教美術まで、さまざなジャンルの骨董屋さんが立ち並びます。
眼で見て触って、ぜひ、あなただけの「ほんもの」を見つけてください。

今回は幅を広げて、タイ雑貨のお店や藍染めのお店も出店予定です。こちらも是非お楽しみに!

武相荘の骨董市2018春(延期お知らせ)

開催日となる4月中旬は、柔らかな新緑の中に、春の花々が美しく咲く季節。
武相荘では、竹林に群生するシャガや、裏山のキンラン、遊歩道のシデコブシ、白ヤマブキなどが見頃を迎えます。
買い物に一息ついたら、邸内のお散歩もオススメですよ。

開催概要

  • 参加無料・予約不要
  • 開催日: 4月15日(日曜) 5月27日(日) 朝10:00より
  • 会場: 武相荘

※「武相荘の倶楽部」メンバーは、開場15分前よりご入場いただけます(同伴者は不可)。会員証をお忘れなく。

第2回(2015年7月19日)の様子
武相荘の骨董市 第2回の様子

第1回(2015年3月15日)の様子
第1回骨董市の様子

2018年1月26日更新武相荘の陶芸教室〈第1教室/全3回〉2018年

こちらは開催済みのイベント情報です。
最新の開催スケジュール・募集情報は武相荘イベントページをご確認ください。

白洲次郎・正子の娘婿、牧山圭男による陶芸教室です。
初心者から楽しめる陶芸教室。全3回で、おひとりずつ小皿2枚と陶印を作ります。
継続してご参加の方はぜひ新しい作品にもチャレンジして下さい。

講師の牧山圭男は正子の影響もあり、1970年代後半に独学で陶芸をはじめ、銀座で作陶展を開くまでになり、武相荘のショップでは作品も販売しています。
次郎や正子との「焼きもの」に関するエピソードなども披露しながら、少人数でわかりやすく、楽しい会にできればと考えております。

牧山圭男
牧山圭男

これまでの教室に参加した方は2,000円引きで参加できます。

武相荘 牧山圭男 第1回陶芸教室の様子
1回目の様子。基本の土コネから始まり、小皿や箸置きを成型しているところです。これを素焼きして、2回目に絵付けと釉薬をかけて、本焼きとなります。

ショップで販売中の圭男作品
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開催概要
〈陶芸教室 2018年第1教室 全3回〉

継続参加の皆様へ:沢山作られる方向けに大玉土オプションを設けました。

  • 1回目:3月24日(土) 14時~16時頃
    土をこねて成型する(ロクロではなく、手びねり板作り)+陶芸のイロハの話
  • 2回目:4月7日(土) 14時~16時頃
    素焼きしたものに絵付け・釉薬掛けをする
  • 3回目:4月21日(土) 14時~15時頃
    完成した焼きもののお渡しと茶話会

※全3回で、おひとりずつ小皿2枚と陶印を作ります。
※1回目と2回目の参加は必須とさせていただきます。3回目は、欠席の場合、宅配便(着払い)で完成した焼きものをお送りします。

持ち物・準備

  • 当日は汚れてもよい靴や服でご参加ください。
    エプロン、タオル、筆記用具などもお持ちください。

募集人数

  • 10名~15名

    先着順で人数になり次第、締め切らせていただきます。

    ※お子様だけの参加はできません。大人の方との参加をお願いします。

料金・お申込み

下記のリンク先のフォームよりお申し込みください。

  • ¥10,000税込(全3回分) 小学生以下のお子様 ¥3,000
    〜武相荘ミュージアム入館券1枚付き〜正子の愛した骨董の器なども多数展示中
    ※以前の教室に参加している方は2,000円引きで参加できす。(但し、お子様料金は割引の対象となりません。)
    慣れた方で、大きなものや数を沢山作りたい方は土の追加が必要となります。
    お申込み時に大玉(+2,000円)の利用人数をご記入ください。
    ※武相荘の倶楽部メンバーは別途1,000円引きとなります。

    ※焼きものをつくるための材料や道具などはすべて含まれます。
    ※3回目の茶話会(お茶とお菓子)の代金も含まれます。
    ※3回目不参加の場合も料金は変わりません。

  • 定員に達したため締切となりました。ご参加の皆様どうぞお楽しみに!
    お申込み後、万が一キャンセルされる場合には開催1週間前までに必ずご連絡お願いいたします。

2018年12月1日更新『武相荘の冬』展 2018-2019〈開催終了いたしました〉

冬のしつらい

囲炉裏の間 武相荘の冬展2018-2019
囲炉裏の間

会期: 2018年11月27日(火) 〜 12月25日(火) その後冬季休館を挟んで、
2019年1月8日(火) 〜 2月24日(日)まで。
尚、祝日を除く月曜は休館日です。
ミュージアム開館時間:10時~17時 (入館は16時半までとなります)

「武相荘の冬」展2018-2019

秋も深まり、庭に紅葉が敷き詰められる頃になると、
正子は気に入った品々を愛でる為に障子を閉め、
蝋燭の明かりを頼るのでした。暗い部屋で徐々に
目が慣れるのに従って、より美しく見えると信じ
じっと眼を凝らしていました。

牧山桂子

2018年9月4日更新『武相荘の秋』展 2018〈開催終了いたしました〉

武相荘の秋

会期:2017年9月3日(火) 〜 11月25日(日) 10時~17時 (入館は16時半までとなります)

「武相荘の秋」展(2018年)

土ものの器、木のぬくもりを感じる器を多くお出ししました。
正子が愛した「麦わら手」をこれでもか、とご覧頂きます。
柿の実が色づき始めている武相荘、秋のしつらいを是非、ご堪能下さい。

「武相荘の秋」展2018年—詳細

夏も終わりに近づき、木犀の香りが漂いはじめ
秋の気配が感じられる頃になると、正子は気持ちや
身の回りを秋に向かって切り替えていくのでした。
ガラスの食器など夏を感じさせる品々は
秋を迎えるのにふさわしくないと、隅に追いやり
替わりにぬくもりの感じられる木地の品々や
秋草を活ける花器などで身辺をかため、
日本に四季のあることを喜んでおりました。

牧山桂子

2018年6月6日更新『武相荘の夏』展〈開催終了いたしました〉

涼しげなガラスの器をたくさん、たくさん展示しました。
古代ガラスをアクセサリーにして身につけるなど、
宝石よりガラスを好んだ正子が愛用した品々です。
きもの展示の奥座敷では、沖縄や越後の上布、浴衣など、
夏の織り、染めをご堪能下さい。

会期:2018年5月29日(火) 〜 8月26日(日)
ミュージアム開館時間:10時~17時 (入館は16時半までとなります)

ガラス・伊万里 - 2018年「武相荘の夏」
手前左「染付千鳥文皿」小林秀雄旧蔵でもあります。右奥「伊万里古印判手富士型皿」

浴衣3種 - 2018年「武相荘の夏」
浴衣三種~左から「紅梅地麻の葉模様」「長板中型牡丹模様」「むじな菊模様」

武相荘の夏 開催にあたって

夕方、カナカナ蝉が騒がしくなる頃です。
きまって山盛りの蚕豆の鉢とビールを目の前にならべ
いつの頃からか毎年植えるようになった
刻々と花びらをひろげていく夕顔を眺めながら、
人生でも夕方を迎えていた次郎と正子の二人は
過ぎ去った昔を語り合うのが常でした。

2018年「武相荘の夏」

2018年3月1日更新『武相荘の春』展〈開催終了いたしました〉

会期:2018年2月27日(火) 〜 5月27日(日)
ミュージアム開館時間:10時~17時 (入館は16時半までとなります)

軸「さくら」地主悌助、平戸染付手桶形花入
軸「さくら」地主悌助、平戸染付手桶形花入

アクセサリー、李朝白磁台皿
アクセサリー、李朝白磁台皿

お雛様、樺山家伝来 伊万里白磁桜花形皿
お雛様、樺山家伝来 伊万里白磁桜花形皿

古九谷草花文豆皿、伊万里白磁皿
古九谷草花文豆皿、伊万里白磁皿

白洲家伝来お重
白洲家伝来お重

正子は、毎年春の訪れを楽しみにしていました。冬が終わりを告げる頃、雑木林が芽吹く直前に淡い紫色に染まってくると、冬から春への季節の変貌を感じ、窓を大きく開け、眼を閉じて微かに漂う春の香りを嗅ぎ逃さないように神経を研ぎ澄ますのでした。

この様な楽しみが味わえるのは、長く寒い冬があってこそと冬感謝しておりました。木々や草花が花をつけ始めると、毎日時のたつのも忘れて眺めいり、「年を取ると次の年にはもう見られないかも知れないと思うと若い頃に眺めていた花々より数倍うつくしく見えるようになった」と、春の訪れと同時に年を重ねる事をも楽しんでいるようでした。

牧山桂子

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