旧白洲邸 武相荘の運営に、ポニーキャニオンおよびビームス「ディレクターズバンク」が参画、町田市との連携も推進。次世代にレガシーを継承していく“これからの、武相荘”が始動!

掲載日 2023年3月10日

記者会見・写真左よりビームス代表取締役社長 設楽洋、町田市市長 石阪丈一、牧山桂子、
牧山圭男、ポニーキャニオン代表取締役社長 吉村隆

この度、旧白洲邸 武相荘(株式会社こうげい)と(株)ポニーキャニオンは、業務提携契約(2023年1月31日付)を締結致しましたことを皆様へお知らせいたします。

ポニーキャニオンは、共に業務提携契約を締結した(株)ビームスの「ディレクターズバンク」と共に、今後の運営に参画し、武相荘を次世代に継承する歴史資源として、武相荘を基点とした商品開発、イベント実施、情報発信を行うヘリテージマネジメントを推進していきます。

また本日(2023年3月9日)、こうげいと東京都町田市は観光連携協定を締結し、旧白洲邸武相荘を同市を代表する観光地とし、更なる関係・交流人口の増加に共に努めていくことを発表しました。

本日行われた合同発表会には、当館代表で白洲次郎・正子の娘の牧山桂子(まきやまかつらこ)、武相荘館長 牧山圭男(まきやまよしお)に加え、町田市市長 石阪丈一(いしざかじょういち)、ビームス代表取締役社長 設楽洋(したらよう)、ポニーキャニオン代表取締役社長 吉村隆(よしむらたかし)が登壇いたしました。

当館館長 牧山圭男は、ポニーキャニオンとビームスの「ディレクターズバンク」の2社と連携する背景について、「オープンから22年の間に、88万人以上の方々に来場頂きました。その中で近年、年齢や自分たちの体力等、後継者について悩んでいた所で素敵なご縁を頂きました。この2社なら白洲次郎・正子の世界観や価値観や多摩丘陵の自然が豊かに息づくこの場を次世代に継承できると思いました」と語りました。

町田市の石阪市長は行政の視点から「市の指定文化財でもある武相荘は市外からも多くの方が訪れる、町田市の魅力的な観光資源です。白洲正子さんは町田市の名誉市民第1号でもあります。今回ポニーキャニオンさん、ビームスさんが加わることでより幅広い世代に魅力が伝わると思います。本日締結した連携協定を機に、町田市としてもより一層支援していきたい」と語った。

ビームスの設楽社長は「ブームではなくカルチャーとして武相荘を次世代に継承していきたいとポニーキャニオンさんとは話している。昨年、2社の共創で『白洲次郎生誕120年記念 白洲次郎・正子展』での商品開発にも取り組み手応えを得た。弊社の企画力で白洲次郎・正子のカルチャーを幅広い世代に訴求していきたい」と述べた。

最後にポニーキャニオンの吉村社長から「町田市さんとはシティプロモーション事業のお手伝いを2018年からさせて頂いております。今回の事業にはSDGsの観点からも社会的な意義を大いに感じています。また武相荘のすばらしさは白洲夫妻の生活様式にあることはもちろんですが、多摩丘陵の里山の美しさが身近に体感できる場であること。これらを念頭に我々の持つエンターテインメント見地によってこの場を運営し、町田市が一層の活力が溢れるまちになるよう尽力していきます」と語った。

今後の武相荘の運営に際し、ポニーキャニオン エリアアライアンス部 部長の村多正俊(むらたまさとし)、またビームス執行役員でビーアット代表取締役の土井地博(どいじひろし)がこうげいのクリエイティブディレクターを兼任することも発表されました。

これから始まる、武相荘の新しい活動にどうぞご期待ください。

5月から武相荘で行われるトークセッション・ラインナップ

イラストレーター:
キンシオタニ「旅とアートと人生と」

イラストレーター、キンシオタニ氏が「旅」、「アート」、そして「人生」を語るトークセッション。
「旅を通して生き方を学び、人生を考えて表現し、また新しい旅に出る。このイベントでは僕の今日までの旅とアートと人生も語ります。できれば、参加してくれるみなさんの人生も聞いて僕を含め、みなさんのこれからの旅やアートや人生に役立てればと思っています。新しい人やアートに出会い、その人の考えや人生を知るのも旅ですよ」

服飾ジャーナリスト:
山本晃弘「装いと暮らし。変わるもの変わらないもの」

服飾ジャーナリスト、山本晃弘氏が素敵なゲストをフィーチャーするトークセッション。
『メンズクラブ』『GQジャパン』」などを経て、2008年に編集長として『アエラスタイルマガジン』を創刊。現在はエグゼクティブエディター 兼 WEB編集長を務めている。2019年にヤマモトカンパニーを設立し編集、執筆、コンサルティングを行う。また、ビジネスマンや就活生に着こなしを指南する
「服育」アドバイザーとしても活動中。著書に『仕事ができる人は、小さめのスーツを着ている。』がある。

戎光祥(えびすこうしょう)出版:
「ヒストリカルサロン」

中世史ブームを牽引する専門出版社、戎光祥(えびすこうしょう)出版。
同社の人気イベント「ヒストリカルセミナー」の“武相荘版”が「ヒストリカルサロン」。
<武相荘の在る多摩エリアは戦国北条氏関連史跡をはじめ歴史資源が豊富。
それらを題材に人気歴史学者と最新の研究を共有する場が「ヒストリカルサロン」です。