青柳恵介さんお話会
~白洲正子 日本の名宝100~その10
「法華寺の十一面観音と光明皇后、檀林皇后と」
“白洲正子の眼”を手がかりに、青柳恵介先生のお話で「日本の名宝100」を巡る武相荘の大人の講座 シリーズ第10回
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白洲正子がかつて、これぞという日本の宝もの100点を選んだリストが存在します。
本講座では、正子の友人であり国文学者・古美術評論家の青柳恵介さんを講師に迎え、そのリストから毎回一つを選んで、お話で、宝の見方を教わり、楽しみ深めていただきます。
第10回のテーマは『法華寺の十一面観音と光明皇后、檀林皇后と』
美しい法華寺の十一面観音と二人の皇后をめぐって、
今回はどんな世界が飛び出してくるでしょうか?
法華寺の十一面観音(国宝)
法華寺に秘仏として伝わる。平安時代初期の作。カヤの一木造りの美しいこの像は、ガンダーラから渡来した仏師の作とも伝わる。
光明皇后(光明子/こうみょうし)
中臣鎌足の次男で、藤原氏権勢の礎を築いた藤原不比等と県犬養橘三千代の娘。首皇子(後の聖武天皇)の妃となり、聖武天皇の即位にともない皇后となった。天皇とともに国分寺建立さらに国分尼寺建立、東大寺の大仏建立に携わった。総国分尼寺である法華寺にある十一面観音は、光明皇后をモデルにしたとも伝わる。
檀林皇后(橘嘉智子/たちばなのかちこ)
橘奈良麻呂の孫で贈太政大臣の橘清友の娘。(曾祖父にあたる奈良麻呂は聖武天皇の信任厚く、藤原氏とともに政権を担っていたが、聖武天皇の死後、藤原氏との政争に敗れ排斥された。)嵯峨天皇が親王の時に妃となり、皇后となる。世に類なき麗人であったといわれる。
正子と同じく、歴史の舞台へは自ら足を運ぶことを大切にされている青柳先生。
現地の眺めも交えながら語られるお話を聞いていると、だんだん我々聞き手の頭の中で、現代と古代が近づいていくような気持ちになります。
3月初め、春の気配も感じられる頃の武相荘で、いつもとは一寸違ったひと時を楽しんでみませんか?初めての方もどうぞお気軽にご参加ください。お申し込みは下記より。
イベント後、参加者ディナーも開催!
(※お申し込みは別途。ページ最下部をご参照ください)
青柳恵介(あおやぎ・けいすけ)
古美術評論家。五蘊会会長。觀ノ会発起人。
1950年生まれ。東京都出身。
成城大学大学院博士課程修了。専門は国文学。古美術評論家。成城学園教育研究所、成城大学、東京海洋大学の講師を務めた。
著書に「風の男 白洲次郎」(新潮社 1997)、「骨董屋という仕事」(平凡社 2007)、「白洲次郎と白洲正子―乱世に生きた二人―」(新潮社 2008)などがある。
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開催概要・お申し込み
日程 | 2025年3月1日(土) 15:30—17:00
15:00開場 ※開演5分前までに入場ください。 |
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会場 | 旧白洲邸 武相荘 能ヶ谷ラウンジ |
定員 | 全席自由・40名 |
参加費 |
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お申し込み |
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その他 |
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募集締切とキャンセルにつきまして |
原則として上記キャンセル期限を過ぎてのご連絡では、代金の払い戻しは行えません。 |
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