『武相荘の夏』展〈開催終了いたしました〉
掲載日 2018年6月6日
涼しげなガラスの器をたくさん、たくさん展示しました。
古代ガラスをアクセサリーにして身につけるなど、
宝石よりガラスを好んだ正子が愛用した品々です。
きもの展示の奥座敷では、沖縄や越後の上布、浴衣など、
夏の織り、染めをご堪能下さい。
会期:2018年5月29日(火) 〜 8月26日(日)
ミュージアム開館時間:10時~17時 (入館は16時半までとなります)
手前左「染付千鳥文皿」小林秀雄旧蔵でもあります。右奥「伊万里古印判手富士型皿」
浴衣三種~左から「紅梅地麻の葉模様」「長板中型牡丹模様」「むじな菊模様」
武相荘の夏 開催にあたって
夕方、カナカナ蝉が騒がしくなる頃です。
きまって山盛りの蚕豆の鉢とビールを目の前にならべ
いつの頃からか毎年植えるようになった
刻々と花びらをひろげていく夕顔を眺めながら、
人生でも夕方を迎えていた次郎と正子の二人は
過ぎ去った昔を語り合うのが常でした。