青柳恵介さんお話会
〜白洲正子 日本の名宝100〜 その6
志野茶碗 銘「卯花墻」

掲載日 2022年10月5日

このイベントは終了いたしました。ご来場の皆様まことに有難うございました。
イベント情報は当サイトのほか武相荘公式Facebookでもお知らせしております。

かつて白洲正子が選んだ「日本の百宝」のリストから、青柳恵介氏が毎回一点をテーマに取り上げ、楽しく詳しくお話をしてくださる講座シリーズ、第6回です。

——国宝「卯花墻」
文化庁ホームページの解説をめくると、制作年代は桃山時代、「志野随一の名碗として知られる。天正年間に大萱牟田洞で作られたものと推定され、志野の代表的名作として有名なものである。」とあります。

桃山時代は、織田信長が倒れ豊臣秀吉が天下を収めていた時代。大萱というのは美濃の地名で、信長や秀吉の地盤にあります。志野随一の名碗はここにあった古窯で作られたようです。

ところで、武相荘にある正子の所蔵品には桃山時代のものが多く、
たとえば「絵志野杯」「織部の五種の皿」「朱に十字文を抜いた染物」など、
どれもひときわ鋭い存在感を放っています。

中でも志野は、正子にとって特別な対象だったようです。
著作では、小林秀雄氏、青山二郎氏、荒川豊蔵氏達との交流とともに
志野の名品が、この上ないものとして描写されています。

その正子が、日本の百宝の一つに挙げた志野が、今回テーマの「卯花墻」です。
一体どのような茶碗なのでしょうか? 
どんなエピソードを持つのでしょうか。
白洲正子とは、仕事でも、お酒の席でも親しかった青柳先生が、
また楽しくお話下さいます。

どうぞお楽しみに。

#卯花墻の写真:大正名器鑑 高橋義雄(高橋箒庵)編・第8編より


青柳恵介氏プロフィール

古美術評論家。五蘊会会長。觀ノ会発起人。
1950年生まれ。東京都出身。
成城大学大学院博士課程修了。専門は国文学。古美術評論家。成城学園教育研究所、成城大学、東京海洋大学の講師を務めた。
著書に「風の男 白洲次郎」(新潮社 1997)、「骨董屋という仕事」(平凡社 2007)、「白洲次郎と白洲正子―乱世に生きた二人―」(新潮社 2008)などがある。

青柳恵介氏
新潮社刊「古伊万里 磁器のパラダイス」より

開催概要

青柳恵介さんお話会 〜白洲正子 日本の名宝100〜 その6 志野茶碗 銘「卯花墻」

  • 【日程】2022年12月17日(土) 15:30—17:00(開場15:00/途中休憩有り)
    ※開演5分前までに入場ください。
  • 【会場】旧白洲邸 武相荘 能ヶ谷ラウンジ
  • 【チケット】3,300円(税込)/自由席40名
  • 【イベント参加者ディナー】要・別途お申し込み 5,500円(お食事・ドリンク代込/税込)
  • 【お申し込み締切】お話会12月14日締切、ディナー12月10日締切
  • 【イベント参加特典】武相荘ミュージアム鑑賞券2割引
    ミュージアム入口でチケット購入の際、当イベント参加者であることをお伝えください。
    ※ミュージアム鑑賞はイベント開始前のお時間をご予定ください。ミュージアムは17時終了のため。

お申し込み(お話会)

  • お申し込みはこちらから/PassMarket
    クレジットカードまたはPaypayでの決済
  • 銀行振込がよろしい方は下記イベント専用窓口までメールでお問い合わせください。
    尚、銀行振込の場合、キャンセル時の返金手数料は自己負担となりますので予めご了承ください。
  • 武相荘イベント専用窓口
    email: contact@buaiso.com
    TEL.090-4367-9708(受付時間: 平日10:00-17:00)

お申し込み(イベント参加者ディナー)

  • 1名様 5,500円(お食事・ドリンク代込/税込)
    イベント終了後、参加者だけでのディナーを開催いたします。
    武相荘での一日を心ゆくまでお楽しみ下さい。17:30〜19:30/限定20席
  • ご予約はレストランへ直接お願いいたします。お支払いは当日となります。
    TEL.042-708-8633(レストラン直通) / レストランご案内ページ
    ※「12月17日・青柳恵介氏お話会のディナーを希望」とお伝えください。12月10日締切
    ※キャンセルの場合は、1週間前までに必ずご連絡ください。
    (以降はキャンセル料金が発生いたします)

会場にはウイルス対策を充分に施して開催致します。皆様におかれましても体調管理とマスクの着用をよろしくお願い致します。尚、次の場合、本会はキャンセルとなります。その場合にはご連絡の上払戻しを行います。 (1)参加応募が最少催行人数に満たない場合。 (2)新型コロナへのさらなる緊急対応が必要とされた場合。