秋色の邸内(柿の木についての記録)
入り口のショップ前の柿の木です。時折ハラハラと、枯葉が落ちてきます。
PAIGEのあるガレージ。窓から覗く景色もすっかり秋色に染まってきました。
ガレージの中央には暖炉があります。冬が近づくと炭を起こすのですが、
まだ出番ではなさそうです。まだもう少し、蚊取り線香が必要そうです。
邸内へ入る瓦門。白洲正子が気に入って武相荘へ移築したものです。
さて上の写真。ご存じの方は、もしかしたら景色の変化にお気づきでしょうか。
実は・・・少し前に大事件が発生していました。
武相荘の名物でもあったレストラン入り口前の、樹齢140年と言われる柿の巨木が地響きを立てて倒れました。このところ太い枝が垂れ下がりはじめ伐採工事をしたりしたのですが、ついに寿命が尽きたと言うことでしょうが、どなたもお怪我なく無事でした。手を入れ除去しますが、大分景色も変わるでしょう。(武相荘館長のFacebookより)
白洲正子と、親しかった森林学者のどろ亀先生(高橋延清氏・東大名誉教授)との対談を読むと、森や木にも寿命があり生まれ変わりのサイクルがあるそうです。とても寂しいですが、新しい景色のことも考えようと話しています。
さて、武相荘の一番奥にある、散策路へ来てみました。
昔、正子もよく歩いたという道です。
秋になり、街中では見ることのない山野草が見られます。こちらはオケラ。
コウヤボウキ
ガマズミ。赤い実が綺麗です。
モミジの青葉が見える石段を降りて、邸内へ戻ります。
やっと涼しくなり、気持ちの良い日が多くなってきました。
武相荘のミュージアムでは「武相荘—秋」展を開催中です。
昔のままの自然を残す環境の中で、ランチ、カフェとあわせ是非ごゆるりとお楽しみください。