武相荘の講座「縄文の手ざわり 弥生の切れあじ」
〜金属器、稲作、茅葺き〜
掲載日 2019年9月26日
このイベントは終了いたしました。ご来場の皆様まことに有難うございました。今後のイベント予定は当ウェブサイトのほか、Instagram、Facebook でもお届けしています。
職人とその仕事から学ぶ武相荘の講座。
今回の講師、塩澤実さんと相良育弥さんは、今最も活躍されている茅葺き職人のお二人です。
〜お話のテーマ/相良さんより〜
現在みなさまが目にするような茅葺き屋根を作るには大量の茅(ススキ、ヨシ、稲藁など)が必要ですが、草刈機や鎌などの道具をもってしても、茅を刈り集めるというのはなかなか大変な作業です。そのような道具がなかった原始の時代、どのようにして茅を刈り集めたのか?どんなカタチの茅葺き屋根だったのか?もしくは当時、茅葺き屋根は存在したのか、しなかったのか!?そのあたりの答えが縄文から弥生への移り変わりの時代にありそうだと考える、茅葺き職人による茅葺き屋根のルーツを巡るお話です。
講師プロフィール
塩澤 実(しおざわ みのる)
1972年生。茅葺屋代表。
大学で環境デザインを学びながら建築が風景を環境を破壊している現実に悩んでいた折、一軒の茅葺き古民家の廃屋に出会い朽ち果て緑に覆われようとする痛々しい姿を、何故かとても美しいと思い惹き込まれた。卒業後京都府美山町へ移住、茅葺き職人の修行を積む。
関西を中心に職人として活動する傍ら、身近な草が茅という建材となり、美しい屋根となり、古くなれば肥料として土に還る、循環する茅葺きの環を広く体験出来る、茅葺き、茅刈りのイベントなど企画運営。
相良 育弥(さがら いくや)
1980 年生まれ。淡河かやぶき屋根保存会くさかんむり代表。茅葺き職人。
宮澤賢治に憧れて大地に生きる百姓を志すも、減反で米がつくれず「三姓」止まりに。そんな時に出会った茅葺きの親方に言われた「茅葺き屋根は百姓の業でできている」との言葉で弟子入り。
しばし土から離れ、空に近いところで百姓の住まう業を学び、修行を終え 2011年に独立。
現在はふるさとの神戸市北区淡河町を拠点に、民家から文化財まで幅広く手掛け、 積極的にワークショップも行う。空と大地、農村と都市、日本と海外、昔と今、職人と百姓のあいだを草で遊びながら、茅葺きを今にフィットさせてゆく活動を展開中。平成27年度神戸市文化奨励賞受賞。
普段は関西に拠点を置くお2人、「茅葺き職人」という独特の視点から、日本の風土や建築、暮らしにまつわる新鮮なお話を楽しく聞かせてくださいます。
講演会終了後は懇親会の予定もあります(ご希望の方のみ)
第一線で活躍する職人さんと、その仕事ぶりに触れることのできる貴重な機会です。ご興味をお持ちの皆様、ぜひお気軽にご参加ください。
塩澤さん相良さんと武相荘は2006年の屋根葺き替えからのご縁です
(ご参考)一昨年に開催「みんなのかやぶき」のレポート記事
〈開催日時・会場〉
- 2019年11月9日(土) 16:00-17:30開催 武相荘 能ヶ谷ラウンジ
※15分前までにショップ窓口にて受付をお済ませください
〈参加費〉
- 講演会のみ —— 3,300円(税込)
- 講演会 + 懇親会 —— 8,250円(税込)
※懇親会は講師陣を囲んでのディナーです。(お食事代・ドリンク代込)
勉強会終了後、武相荘レストランにて開催。
〈特典〉
- 武相荘ミュージアム観覧チケット2割引
※当イベントご参加の方/当日に限り有効/ご希望の方はショップ窓口にてお申し付けください。尚、ミュージアムは17時閉館となります為、ご観覧はイベント開催前のお時間をご予定ください。
〈お申し込み〉
- 受付終了致しました。
- お申し込み受付期間は、(2)懇親会付きが11月2日迄、(1)講演会のみ参加が開催前日までとなります。
- お申し込み後のキャンセルは必ず開催1週間前までにご連絡お願いいたします。
- 購入にはクレジットカード決済/コンビニ決済がご利用いただけます。銀行振込がよろしい方は武相荘 (info@buaiso.com) までお問い合わせください。