白洲正子のきもの(大型本)
着心地がよくて、きものは完全に美しい——
〝ほんもの〞を知る唯一の人といわれた白洲さんの、あたりまえのようで独特な〈きもの美〉を、今となっては入手しがたいものも多い遺愛品に見る!
一つのきものに、一つの帯——正子さん好みのとりあわせ
「青山 八木」主人が遺愛品のきものと帯をとりあわせる
旧白洲邸「武相荘」で特別撮影 撮影/野中昭夫
自分に似合うきものがあるように、きものに似合う帯もあります。
一つのきものに、一つの帯というのが理想ですが、
そこまで凝る必要はないかも知れません。
でも、買う時には一応考えてアンサムブルという感じにして頂きたい。
——お断りしておきますが、アンサムブルとは、
「お揃い」の意味ではなく、「全体」とか「調和」ということです。
これはむつかしいことではなく、馴れれば習慣になってしまいます。
くれぐれも、年齢より自分に似合うということ、
全体の調和を考えること、きものの上手な買い方といって、
それ以外にはありません。 ——白洲正子『きものの美』より
品名: 白洲正子のきもの
白洲正子 牧山桂子 青柳恵介 八木健司 / 著
新潮社
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絶版