次郎と正子 娘が語る素顔の白洲家

「何かが変だ」——
幼い頃から、自分の家が普通とは違うと感じていた……。

家庭における 白洲次郎・正子の素の姿。
実の娘が綴る、貴重なメモワール。

次郎と正子 –娘が語る素顔の白洲家(文庫版)

夫は手に太鼓を、妻は笛を持ち、二人でテレビの野球を見ながら応援の大合奏——こんな、外からはうかがい知れない白洲夫妻の素顔。表現の仕方は不器用だが愛情深い父であった次郎、あくまでマイペースを崩さない母であった正子。嫁してからも隣に住み、晩年の白洲夫妻の世話をした実の娘のみが知る、意外な、時には微笑ましいエピソードの数々。

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