白洲次郎 占領を背負った男
城山三郎氏、本書を推す!
「不思議な存在感の持ち主——。
それが、白洲次郎氏であった。
その人物がどんな風に育ち、人格を形成していったかを、話題豊かに展開していく快著である」
第14回 山本七平賞 受賞!
ある超名門ゴルフ・クラブのテラス。
その大長老ともいえる人物に声をかけられ、私はその隣の椅子に。
著名な政治家や財界人などが会釈するのに対し、その人物は軽くうなずくだけ。それに見合う不思議な存在感の持ち主。
それが白洲次郎氏であった。
この人の出自も結婚も、華やかそのもの。平然と官界、政界、財界、それに軍とも闘う。よく見て、監督し続ける。
トヨタのトップには、「かけがえのない車を目指せ」とアドバイスし、政府に対しては、「何で勝手に勲何等とか決めることができるのか」と。
その人物がどんな風に育ち、人格を形成していったかを、話題豊かに展開していく快著である。
城山三郎氏(本書帯書きより)
品名: 白洲次郎
占領を背負った男北 康利 著
講談社
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完売 ※文庫版にて継続予定(上下巻)