プリンシプルのない日本

プリンシプルは何と訳してよいか知らない。原則とでもいうのか。——
参議院など不要だ。大企業は困ると政府に泣きつく乞食根性を捨てろ……権力者たちの横暴、癒着、無能ぶりを鋭くついた「風の男」の直言集。
解説 = 辻井 喬

プリンシプルのない日本

白洲語録 ——本書の記述より

  • 参議院だ衆議院だとあんなに沢山の議員さんが要るのか。どうしても二院制度でなければいけないのか。衆議院だけの一院制度では不十分なのか。こういう本当の根本問題から発足してこの問題を考え直して貰うわけにはいかないのか?
  • 大資本家の割拠する事業は困ってくるといつでも政府がなんとかしてくれる。日本の産業の本当の中枢をなす中小企業はどんなに困っても何にもしてくれない。これで国民の思想の悪化でも憂えていたら世話はない。
  • 政府与党がよからざることをたくらんでいるのならそういう政党、または間接にその政府を選出した国民の不明である。
  • 品名: プリンシプルのない日本

  • 白洲次郎 著

  • メディア総合研究所

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