2017年1月19日更新冬の散策
冬らしい寒い日が続いております。
今日は、朝の武相荘より。
紅梅、すこしずつ咲いてきました。
蝋梅(ろうばい)、今時期の香りはこれです。
白梅はまだ蕾です。
ツバキ。こちらは大唐子(おおからこ)
どうぞごゆっくりとお楽しみください。
冬らしい寒い日が続いております。
今日は、朝の武相荘より。
紅梅、すこしずつ咲いてきました。
蝋梅(ろうばい)、今時期の香りはこれです。
白梅はまだ蕾です。
ツバキ。こちらは大唐子(おおからこ)
どうぞごゆっくりとお楽しみください。
こちらは過去開催の情報です。
第6回を数える楽しい骨董市、今回も武相荘ならではの出店を準備中です(入場無料)。
和骨董、西洋骨董から、仏教美術まで、さまざなジャンルの骨董屋さんが立ち並びます。
眼で見て触って、ぜひ、あなただけの「ほんもの」を見つけてください。
開催日となる4月後半、武相荘は柔らかな新緑の中に白い花が美しく咲く季節です。
竹林に群生するシャガや、遊歩道のシデコブシ、白ヤマブキなどが見頃を迎えます。
買い物に一息ついたら、邸内のお散歩もオススメですよ。
※「武相荘の倶楽部」メンバーは、開場15分前よりご入場いただけます(同伴者は不可)。会員証をお忘れなく。
第2回(2015年7月19日)の様子
第1回(2015年3月15日)の様子
講演内容レポートをお楽しみください。(終了イベント)
現代の茅葺職人 塩澤 実・相良 育弥 両氏による対談・講演会
2017年3月11日(土)開催
茅葺屋根といえば、武相荘にとっては一つのシンボルにもなっており、馴染み深いものであります。
しかし一般的には、既に失われてしまった「古き良き日本の風景」といったイメージも定着しているように思います。
この茅葺の良さを見直し現代の生活に合った形で再び社会に広めていこうと努力されているのが、現在、関西を拠点に活躍されている茅葺き職人の塩澤さんと相良さんです。
※画面下のプロフィールもご参照ください。
今回の講演では、皆が参加できるという(ほんとうに?)旧くて新しい茅葺きについていろいろお話ししてくださるそうです。
自然とも人とも強い結びつきを持った「茅葺き屋根」のお話は、これからの時代や日本の新しい力を考えるヒントになるのではと思います。
普段はほとんど屋根の上という茅葺職人のお二人、めずらしく関東での講演となります。少しでもご興味お持ちの方は、この機会を逃さず、ぜひぜひご参加下さい。
塩澤 実(しおざわ みのる)
1972年生。茅葺屋代表。
大学で環境デザインを学びながら建築が風景を環境を破壊している現実に悩んでいた折、一軒の茅葺き古民家の廃屋に出会い朽ち果て緑に覆われようとする痛々しい姿を、何故かとても美しいと思い惹き込まれた。卒業後京都府美山町へ移住、茅葺き職人の修行を積む。
関西を中心に職人として活動する傍ら、身近な草が茅という建材となり、美しい屋根となり、古くなれば肥料として土に還る、循環する茅葺きの環を広く体験出来る、茅葺き、茅刈りのイベントなど企画運営。
相良 育弥(さがら いくや)
1980 年生まれ。淡河かやぶき屋根保存会くさかんむり代表。茅葺き職人。
宮澤賢治に憧れて大地に生きる百姓を志すも、減反で米がつくれず「三姓」止まりに。そんな時に出会った茅葺きの親方に言われた「茅葺き屋根は百姓の業でできている」との言葉で弟子入り。
しばし土から離れ、空に近いところで百姓の住まう業を学び、修行を終え 2011年に独立。
現在はふるさとの神戸市北区淡河町を拠点に、民家から文化財まで幅広く手掛け、 積極的にワークショップも行う。空と大地、農村と都市、日本と海外、昔と今、職人と百姓のあいだを草で遊びながら、茅葺きを今にフィットさせてゆく活動を展開中。平成27年度神戸市文化奨励賞受賞。
お米をふかす湯気の香りと、囲炉裏で焚かれる木の匂い。
「ヨイショー!、ヨイショ」の掛け声とともに、ぺったんぺったん餅つきの様子を見ていると
なんとも懐かしく、朗らかな心持ちが湧き上がってきます。
上手につけるかな。小さなお子様も楽しくご参加いただきました。
レストランのテラスでは、お神楽があげられました。
神様へ奉納する獅子舞と狐の舞、
人々が楽しんだ、おかめ・ひょっとこ踊り。
竹笛と鼓の音色が武相荘に響きました。
会期:2017年2月28日(火) 〜 5月28日(日)
ミュージアム開館時間:10時~17時 (入館は16時半までとなります)
正子は、毎年春の訪れを楽しみにしていました。冬が終わりを告げる頃、雑木林が芽吹く直前に淡い紫色に染まってくると、冬から春への季節の変貌を感じ、窓を大きく開け、眼を閉じて微かに漂う春の香りを嗅ぎ逃さないように神経を研ぎ澄ますのでした。
この様な楽しみが味わえるのは、長く寒い冬があってこそと冬感謝しておりました。木々や草花が花をつけ始めると、毎日時のたつのも忘れて眺めいり、「年を取ると次の年にはもう見られないかも知れないと思うと若い頃に眺めていた花々より数倍うつくしく見えるようになった」と、春の訪れと同時に年を重ねる事をも楽しんでいるようでした。
牧山桂子