2024年2月6日 雪と紅梅
一晩の雪で、今朝は真っ白です。
雪かきして、ご来館に備えます。
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一晩の雪で、今朝は真っ白です。
雪かきして、ご来館に備えます。
このイベントは終了いたしました。ご来場の皆様まことに有難うございました。
イベント情報は当サイトのほか武相荘公式Facebookでもお知らせしております。
持続可能性、脱炭素、SDGs、サーキュラーエコノミー、エシカル、リジェネラティブ。環境に関する言葉がこんなにたくさん社会の表層まで浮かび上がった時代は、未だかつて無かったのではないでしょうか。
近年の世界規模の気候変動によって、否が応でも自分達の暮らしている地球環境について考えなければならないそんな時代。草を刈って、屋根に葺いて、土に還すという、言葉の本当の意味で持続可能だった茅葺きという知恵が、夏の平均気温の上昇と正比例するようにして、注目を集めてきています。
しかしながら茅葺き屋根の棟数は、それと反比例するように年々減少しているという事実もあり、手放しに喜んでいる場合ではありません。
果たして茅葺きという古来からの知恵は、
現代社会の中で失われつつあるのか?
それとも受け継がれつつあるのか?
日本と海外の最新事例を元に、お話しさせて頂きます。
講師・相良育弥氏
武相荘の屋根葺き替えにも関わった相良育弥さん、今は親方として日本だけでなくヨーロッパをはじめとし世界にも活躍の場を広げていらっしゃいます。伝統的な茅葺きだけでなく様々なインスタレーションにも挑戦されている相良さん、今回は一体どんな話が飛び出すでしょうか。最古で最新の「茅葺き」のお話しをぜひお楽しみに!お申し込みは下記より。
イベント後、参加者ディナーも開催!
(※お申し込みは別途。ページ最下部をご参照ください)
1980年生まれ
株式会社くさかんむり代表。茅葺き職人
平成27年度神戸市 文化奨励賞
第10回地域再生大賞 優秀賞
ジャパンアウトドアリーダーズアワード2020優秀賞
令和4年度 日本文化藝術財団 創造する伝統賞受賞
日程 | 2024年3月31日(日) 15:30—17:00(開場15:00/途中休憩有り)※開演5分前までに入場ください。 |
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会場 | 旧白洲邸 武相荘 能ヶ谷ラウンジ |
定員 | 全席自由・40名 |
参加費 お申し込み |
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その他 |
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募集締切 | 講座3月29日締切、ディナー3月24日締切 |
武相荘の門前に所狭しと骨董屋さんが立ち並ぶ、楽しい骨董市。本年の初開催です。和骨董、西洋骨董から、仏教美術までさまざなジャンルの骨董が武相荘に集います。
現代では作ることの出来なくなってしまった品々との時代を超えた出会い。
眼で見て触って、あなただけの「ほんもの」を見つけてください。
骨董屋さんも季節にあわせて、工夫を凝らしての出品です。今回は春を彩る品々にご注目ください。
お車でお越しの皆様へ
当日、武相荘の駐車場は混雑が予想されます。満車の場合、路上でお待ちいただくことはできませんので、あらかじめ近辺のコインパーキング利用もご検討ください。武相荘近辺のコインパーキング参考情報はこちら
日程 | 2024年3月10日(日)開催
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会場 | 武相荘/参加無料・予約不要 |
※1) 入口2箇所(ユニクロ側・駐車場側)は同時刻に開門致しまします。
※2)「武相荘の倶楽部」メンバーは開場15分前よりご入場いただけます(同伴者は不可)。会員証をお忘れなく。
キリリと晴れて、とても寒い日が続いています。
午前中の静かな邸内です。
鳥の羽ばたきや、鳴き声が時折聞こえるぐらい。
クラッシックカー PAIGE のある休憩所。
崖側に面した窓に切取られた木々の景色が綺麗です。
寒いので囲炉裏で炭を炊いています。
ガレージの奥に見える瓦門、こちらを通って邸内に入ります。
レストラン&カフェの入り口。
軒に掛かった灯明台の花生には水仙と南天。
オープン前でしたが、少し中へ入れていただきました。
テラスに面したお席、眺めが素敵です。
レストランの奥の茅葺の建物はミュージアム。次郎と正子が暮らした日のままのスペースに、二人の愛用品を展示しています。
さて、二月にかけてこれからは梅の季節。
茅葺手前にある、大きな紅梅の木は、遠目にもわかるほど赤く色づいていました。
今週末には開花しそう。正子が好んで植えた木です。
こちらは白梅。
クラッシックカーのあるガレージから、階段を降りた遊歩道沿いに数本あります。
こちらは蝋梅(ろうばい)、今ちょうど満開となっています。
それほど大きな木ではありませんが、遊歩道のウッドデッキを歩くと、ほんのり佳い香りが漂ってきます。芳香を頼りに、花を探してみてください。
こちらは椿。「聚楽(じゅらく)」
満開の場面に出会えた方はラッキー。どんな花が咲くかお楽しみに。
武相荘は、梅や椿の樹が多く、冬季は一年中で一番花の多い華やかな季節です。
次郎と正子の私物を展示したミュージアムや、レストラン&カフェでのお食事とあわせ、リフレッシュにご来館いただけましたら幸いです。
こちらのイベントは終了いたしました。次回開催もどうぞお楽しみに!
舞台本番を控える一番ホットなタイミングで能楽師ご本人に登場いただき、能の魅力に迫っていく武相荘の能楽講座。熱量高く、初心者にも、テーマをより深く知りたい方にも、楽しんでいただける会です。
講師は、4月に国立能楽堂でこの「三輪 神遊」舞台本番に挑まれる、主人公を舞うシテ方の友枝雄人氏と、小鼓方の成田達志氏、そして国文学者の青柳恵介氏です。
今回のテーマ「三輪」は、奈良にある三輪山の伝説を題材にして、室町時代に世阿弥が作能した曲です。三輪山の伝説については白洲正子も著していますので、少しご紹介してみましょう。
うまさけを三輪のはふりが祝ふ杉手ふれし罪か君に逢ひがたき
万葉集・丹波大女娘子
うまさけ(味酒)は、三輪の枕詞、はふり(祝)は神官の意で、その神官がいつきまつる三輪の神杉に手をふれた罪で、あなたに逢うことができないのでしょうか、と嘆いた歌である。
この一首の中には、酒と、杉と、男女の交りと、三輪山にまつわる歴史のすべてが秘められている。三輪は大和の中でもっとも古くから崇められた神山で、古事記には、その山の神が、夜な夜なイクタマヨリ姫のもとへ通ったと記されている。やがて姫は身籠ったが、夫が誰ともわからぬので、麻糸を針に通して、ひそかに男の衣の裾に縫いつけておいた。明方になって、男が去ったあとを辿ってみると、その糸は鉤穴を通りぬけ、三輪山の社でとまっていた。そこではじめて相手が人間ではなく、三輪の神の化身であることを知ったという。
——白洲正子・著「木 なまえ・かたち・たくみ」平凡社ライブラリー刊より
能「三輪」のストーリーは、上記の神話からはずっと下った時代の三輪の里を舞台に、そこに住まう僧が、ある女と出会うところから始まります。
後半には、この女が三輪の神としての姿を顕し、僧と向き合う姿が描かれます。
神話では男神であるはずの三輪の神が女性で表現されていたり、そもそも仏教の僧と神道の神があいまみえるなど、劇中で男と女、神道と仏教が入交り構成されているところが、一つこの能の大変興味深い部分となっています。
今回は青柳恵介先生が「古代神道と三輪の山」と題しこのあたりの不思議について、じっくり解説くださいます。
能楽師のお二人が4月にむけて取組み中の「三輪」には、演目の左下に「神遊」と記されています。これは能では小書(こがき)といって、通常の演出とは異なる、より高度な技術が要求される演出となる場合に示されるものです。
特に今回の「神遊」の演出は、舞をするシテの型、囃子方の奏法にまで非常に高度な技術を求められる小書で、一定以上の経験を積んだ能楽師だけに許されるものとなっているそうです。
どのような表現、難しさがあるのでしょうか? 対談、それからお二人による謡と小鼓演奏の実演を通して「三輪」さらには「神遊」の見どころ聞きどころを掴んでいただきたいと思います。
毎回、能と日本文化の、かなり深いところまで入り込んでいく本講座ですが、お三方のお話は、能の知識が全くない方にも楽しく分かりやすい内容となっており、好評を博し15回まで来ました。興味はあるけれど触れたことが無かった方、一度は見たけれど分からなかった・・・などという方もどうぞ奮ってご参加ください。お申し込みは下記より。
イベント後、参加者ディナーも開催!
(※お申し込みは別途。ページ最下部をご参照ください)
開催日程 | 2024年2月24日(土) 15:30—17:00(開場15:00/途中休憩有り)※開始5分前までに入場ください。 |
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会場 | 旧白洲邸 武相荘 能ヶ谷ラウンジ |
定員 | 全席自由・40名 |
参加費 お申し込み |
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その他 |
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募集締切 | 講座2月22日締切、ディナー2月17日締切 |
こちらのイベントは終了いたしました。ご参加の皆様、誠にありがとうございました。
SAGA BAR は「佐賀を味わう」をコンセプトに、佐賀酒(さがさけ)をはじめとする県産食材、有田焼等の伝統工芸品など、佐賀の「ホンモノ」の魅力を体験していただくことにこだわり全国各地で開催されている企画です。
ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、白洲正子は佐賀のやきものである唐津や伊万里の器を好み、著書でも繰り返しその眼で選び抜いた優品を紹介しています。やきものを通じた佐賀とのご縁もあり、今回、武相荘で SAGA BAR を開催できる運びとなりました。
今回は、佐賀をベースに活躍する二人の作陶家、矢野直人氏と浜野まゆみ氏が特別に制作した酒器(※)を使い、選び込まれた佐賀酒を料理とともにじっくり味わっていただきます。
お料理は季節の佐賀県産食材をふんだんに使った特別コース。武相荘レストランシェフが腕を振るいます。
※特別制作のオリジナル酒器セットは、お持ち帰りになれます(片口~矢野直人作・猪口~浜野まゆみ作)
佐賀県が自信を持って推薦する「ホンモノ」を贅沢に体験いただけるプレミアムイベント。
2月10日(土)、11(日)、各日15名限定で開催いたします。お申し込みは下記より。
矢野直人
1976 年 唐津市生まれ
1994年より5年間アメリカ留学
2002 年 佐賀県立有田窯業大学校卒業
2003年 佐賀県有田窯業大学校嘱託講師
2004年 自宅 殿山窯にて作陶始める
2008年 韓国 蔚山にて6ヶ月作陶
2015年 割竹式登窯築窯
浜野まゆみ
1974 埼玉県生まれ
1998 武蔵野美術大学日本画学科卒
2000 佐賀県立有田窯業大学校卒
2001 川越にて開窯
2014 佐賀県に移住
日程 | 2024年2月10日(土)・2月11日(日) |
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会場 | 旧白洲邸 武相荘 邸内 レストラン&カフェ武相荘 |
定員 | 各日15名(完全予約制) |
料金・ 開催内容 |
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お申し込み |
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締切とキャンセルにつきまして | 定員になり次第受付終了となります。 キャンセルは開催1週間前までに必ずご連絡ください。食材等準備がございますため、開催日の1週間前を過ぎてからのキャンセルの場合には料金の払戻しは行いません。 |
駐車場側から入ると、ナラの木の紅葉が、目に飛び込んできました。
武相荘への入り口は右手側、竹林を縫う遊歩道を歩いていきます。
竹林を抜けると、長いウッドデッキに出ます。
ウッドデッキの下側に降りて見上げてみました。(普段はごめんなさい立ち入り禁止です)
順々に早咲きの椿が咲き始めました。薄桃色の椿は「数寄屋」
こちらは「天輪寺月光」
こちらは椿ではなく「蝋梅(ろうばい)」
他の梅と同じように、花だけで咲くイメージありますが、異常気象のためか葉を残したまま咲いています。でも、いい香りです。
この建物は、地階がイベントスペースの能ヶ谷ラウンジ、地上一階がショップとなっています。
今日は「コンコンコン・・・」と小気味よく木を打つ、大工仕事の音が聞こえてきますが・・・
上へ上がってみると屋根を修繕中でした。武相荘ではミュージアムとなっている母屋の茅葺きの葺き替えも大事ですが、こういった細かな修繕も欠かせません。
瓦の下に美しい板が渡されていました。「杉ですか?」と大工さんに声をかけると「檜です」と快く教えて下さいました。修繕は本日完了するそうです。
門をくぐって、茅葺きの方へ進みます。
右の建物がレストラン。奥が、白洲夫妻が住居にしていた茅葺きです。
今はミュージアムとしてお楽しみいただいております。さらに奥へ進みます。
白い椿が満開です。「白侘助」
白洲正子が好んで大切にした木で、今はなかなかの大木となっています。
今年も残すところ10日余りとなりました。
武相荘の営業は12月24日(日)まで、新年は1月6日(土)に開館いたします。
年末年始もどうぞお気軽にご来館ください。